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分院展開を進める歯科医院の院長がこれから注意すること  [2019年01月18日]

歯科医院経営コーチの森脇康博です。

 

 

今回は「分院展開をする歯科医院の院長がこれから注意すること」です。

 

分院戦略は主に

①有力地への分院展開

②地域へのドミナント戦略

③サテライトとしての分院

④溢れた患者の受け皿としての分院

 

に分かれます。

 

分院展開で院長が苦労するのが、

①有能な分院長の確保

②人材の確保

③スタッフ教育

④マネジメント

 

だと思います。

 

 

 

売上を上げるノウハウは理事長が持っていて、仕組化によって経営に強くない分院長が運営しても売上5000万円~1億円を見込める。

 

③④についてはマニュアルと仕組化によって標準化をおこない、各医院合同の勉強会などでスタッフのレベルアップを図る。

 

さらに事務長をおいて各分院の経営管理とマネジメントを把握する、でしょうか。

 

垂直展開で上手くいった収益モデルを別の場所で水平展開していく。

 

いままではそれで良かったと思います。

 

 

 

 

ところが、これから戦略と戦術が不明確な院長は苦労が増えていきます。

 

 

一つには人材の確保の問題

 

本院で院長の下で育った有能な人材を開業する分院に送り込むと元の医院が手薄になり、場合によっては売上にも影響します。

 

だからと言って有能な人材がそう簡単に育つ訳ではありません。

 

 

 

もう一つは分院を展開している地域によって経営環境の変化が違うこと。

 

これから経営環境の変化は早くなります。そして、地域によって歯科医療ニーズの変化も違うのです。

 

強い競合が増えている時代には「ほどほどの実力の分院」では対抗できないのです。

 

院長はそれを細やかに分析して、それぞれの分院に合せた経営戦略立案と実行に分院メンバーを巻込んでいくことが必要になるのです。

 

院長の経営力が高くてもダメで、分院一つひとつのメンバーの経営力を高めていかないと経営対応が遅れることになります。

 

 

地域環境の変化が早くなっている時代、分院展開は少しづつ高度化しています。

 

院長は分院の変化を目で耳で感じることが出来ません。

 

だから数値で管理していても「変化の兆し」を見つけにくいことを理解し、これからの時代に合う分院戦略とマネジメント法を構築する必要があるのです。

 

 

 
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