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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長がノウハウコレクターになってはいけない理由  [2019年01月06日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回のブログは「ノウハウコレクター」です。
 
 
 
歯科医院で成功しているビジネスモデル、患者に人気のあるコンテンツ。
 
歯科界にも他の業界と同様にノウハウを教えるセミナーが沢山あります。
 
 
 
ならば、そのセミナーに参加した多くの院長が経営的にも上手くいくようになるのか?
 
答えは「NO」です。
 
正確には経営的に上手くいっている院長はノウハウを上手く取り入れ、経営的に上手くいっていない院長が取り入れても上手くいかない可能性が高いのです。
 
 
 
何故なら、両者では「再現力」に大きな差があるからです。
 
 
医院における再現力は
 
①医院の到達ステージ
②ドクターやスタッフの知識量、技術力
③患者との信頼関係の構築度合
④院内の改善力
⑤院長やスタッフの人間的成長度
⑥ノウハウの理解力と実行力
⑦医院文化
 
などによって決まります。
 
 
 
例えばゴルフがお好きな院長が
「ドライバーで300ヤード飛ばすたった一つのポイント」
 
 
というセミナーに出たとしても、いままで280ヤードの飛距離を出せる体力や身体の使い方を身につけた人ならセミナーで学ぶ「腰の正しい使い方」というノウハウを身につけることが出来る可能性があります。
 
 
 
しかし、いままで220ヤードしか飛ばせない院長が「300ヤード飛ばせる?」セミナーに出ても、新発売のドライバーを買わされるだけ(笑)であって、300ヤードなど飛ばないのです。
 
 
 
その前に
「基礎的な体力をつける」「250ヤードの飛距離を目指す」などの前段階が必要です。
 
 
もしかしたら、ドライバーではなく7番アイアンとアプローチを磨くことが「正解」であるかもしれません。
 
 
 
しかし、現実には「7番アイアンとアプローチを磨く」セミナーにはゴルフ上級者が集まり、「300ヤード飛ばす」セミナーにはスコア100前後のゴルファーが集まるのです。
 
 
 
ご自身の医院の成長ステージによって優先して取組むべき課題は違います。
一気に成長ステージを駆け上がる才覚をお持ちの院長を除き、地道に成長ステージの階段を登る為の努力が必要なのです。
 
 
上手くいかない院長ほど「ノウハウを使った即結果」を求め、上手くいく院長ほどノウハウは取り入れつつも長期的な組織の成長に時間を使う。
 
医院を見学すると「この院内の仕組みもホームページのコンセプトもこの院長には合わないし迷走しているな」と思うことも多いのです。
 
 
 
院長が磨くべき「宝」は院内にあります。そして、その宝は院長ごとに違うのです。
 
基本的には院内の「宝」を先に磨かないと、外からノウハウを導入しても活かせないと私は考えています。
 
 
ノウハウコレクターになってはいけません。
 
 
 
 
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