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患者目線での歯科医院の改善 その10 院内の清潔度  [2018年12月27日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「患者目線での歯科医院の改善 その10 院内の清潔度」です。
 
 
 
院内感染対策につきましては多くの医院で「スタンダードプリコーション(標準感染予防策)」を基に
①クリティカル
②セミクリティカル
③ノンクリティカル
に分けて対策をされている医院が多いと思います。
 
 
 
私は院内感染対策の専門家ではありませんので、今回は院内の「清潔度」について患者目線で書いてみたいと思います。
 
 
 
 
潔癖症の人が増えていると感じています。
 
潔癖症の人から見れば歯科医院はどう見えているのでしょうか。
 
 
 
歯科医院で患者が気になるのが
①器具の清潔度(院内感染)
②トイレやユニット周りの清潔度
③ドクターやスタッフの清潔度
④床やスリッパなどの清潔度
⑤鏡やガラスなどの汚れ
⑥タオルやアイカバーの清潔度
などです。
 
 
 
まず、患者が院内に入って感じる「全体的な清潔度」が大切です。医院のお掃除マニュアルで
 
①毎日おこなう掃除
②週1回おこなう掃除
③月1回おこなう掃除
④年1回おこなう掃除
などに分けて実行する掃除内容を決めておられると思います。
 
 
 
その掃除された院内を見て院長は「綺麗にしてくれている」とか「少し汚れている」と感じておられると思うのです。
 
 
 
 
しかし、大切なのは患者目線で合格点をもらえるかだと私は考えています。
 
数か月に1回はプロに掃除をお願いするとしても、大切なのは日常のお手入れです。
 
 
ケイズクリーンの西川さんの「クリニック日常お掃除マニュアル」によると、
①チェアー周り
②ユニット、スピットン
③トイレ
④水回り・シンク
⑤床
⑥スリッパ
⑦エアコン
⑧スツール、キャビネットのキャスター
 
 
など、それぞれに最適な掃除方法があり、最適な掃除道具が違うそうです。
 
西川さんのお客さんであれば「お掃除セミナー」を受けてスタッフの意識も変わっていくのですが、それ以外の医院ではスタッフが日常の正しい掃除方法をプロに教えてもらっていない事が多い。
 
正しくない日常の掃除を積み重ねていくことにより、床やいろんな所にキズが入っていく。
 
まるで、3カ月後のプロケアまで間違ったセルフケアを続ける患者の様です。
 
 
 
歯科医院も「プロケアの間におこなうセルフケアが大切です」と患者に言っているのですから、予防という観点から日常の掃除を見直す必要があると思うのです。
 
 
 
 
患者は見ていない様で、院内の清潔度や自分の扱われ方をしっかり見ています。
 
 
特にドクターや診療スタッフの上着の汚れは治療時に患者の視野に入りますので気を使う必要があります。
 
勤務ドクターがストレートで技工物を調整する時に口腔外バキュームを使わず、診療スタッフが靴で削りカスを拡散させていませんか。
 
 
患者が使うスリッパの裏に削りカスがつくと患者は汚れを感じます。
 
トイレ、スピットン周りの清潔さや、患者に使うタオルの清潔度や柔らかさはさらに重要です。
 
驚くでしょうが”タオルを不潔と感じた”だけで治療を中断する患者がいるのです。
 
 
 
 
診療をしながらも診療スタッフは院内の清潔度に気をつける必要があります。
 
 
 
 
何故なら、「清潔度」は患者が継続して通える医院かを判断する基準でもあるのです。
 
 
 
 
この清潔度、実際に口コミ紹介患者の獲得に影響しますし、不潔だと患者が感じればマイナス口コミにも繋がるのです。
 
 
 
 
 
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