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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院経営の成功を決定づける要素とは  [2018年12月08日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「歯科医院経営の成功を決定づける要素」です。
 
 
歯科医院を開業されて発展していく過程で、売上の伸びが止まるタイミングが何回かあります。
 
 
歯科医院の売上がどうやって増えていくのかを熟知されている院長は、売上が停滞するだろう時期を予測して先に対策を取られるのですが、その仕組みを知らない院長は対策をしないので売上が停滞するのです。
 
 
 
まず初めに「収益モデル」の選択があります。
 
・住宅地でファミリーを対象に予防歯科をする
・都心部の駅前で審美をメインにする
・駅前で矯正歯科をする
・訪問歯科をメインにする
・駅前で自費治療をメインにする
・都心部の駅前で自由診療をおこなう
・駅前でない場所で治療技術を打ち出して開業する
・マイクロエンドの技術をメインにする
・子どもをメインに小児歯科をする
・人の集まる場所でホワイトニング、予防サロンを展開する
 
等々
歯科医院であっても色々な開業モデルがあります。
 
 
そして、開業している場所によって展開できる収益モデルは絞られてくるのです。
 
 
その理由の一つは固定費です。とくに家賃。
例えば、家賃の高い駅前では診療において確保する「利益」を大きくする必要があります。「保険治療だけ」をしていては再投資資金を確保できませんし、駅前に集まる患者のニーズをカバー出来ません。
 
 
一方、駅前でない住宅地で診療をする場合には「ファミリー歯科」が多い様です。戦略的には決められた地域でNO1になるという方法ですので、地域にどれだけ信頼されるかが重要です。狭い地域なので信頼を失えば経営的に打撃を受けます。また、地域環境の変化をまともに受けるのも特徴です。
 
 
 
それ以外にも収益モデルごとに様々な「利点」と「注意点」があります。
 
 
当然、収益モデルによって院内の設計も変わってきます。
 
 
 
 
では、設計をする場合の注意点の一部をご紹介します。
 
 
一番重要なのは「治療コンテンツ」です。
 
有望な治療コンテンツが多いほど利益効率は高くなります。
診療圏と人口により、どの治療コンテンツがどれ位の売上を生むのかが決まってきますので、売上の上限が見えてくる前に新たな治療コンテンツを育てていく必要があります(競合状況にもよりますが)。
 
①ターゲット患者によってニーズが違いますので患者に合せた治療コンテンツの提供が必要です。
 
②最近は歯科医療ニーズも変化していますので、現在の治療コンテンツが歯科医療ニーズからズレていないかの確認が必要です。
 
③治療コンテンツによって診療圏の広さが違います。診療圏の広さに合せた対策が必要です。
 
④地域によって「保険」で設計するのか「自費」で設計するのかが変わります。
 
 
 
 
 
二番目は「治療技術と治療計画」です。
ドクターの技術レベルによって立てれる計画が違います。また、習熟度によって一定時間に進められる治療が違います。最初は歯科医師としてどの技術を磨いていくのかを絞った方が良いと思います。
 
いろんな治療を取り扱っているが、どれも程々の技術レベルというのでは、患者から見て他医院との違いがわかりません。
 
 
 
 
 
三番目に重要なのは
①ユニット台数
②ドクターや衛生士の数
です。
 
予約の電話があっても枠がいっぱいで受けられないケースが増えてきますので対策が必要です。タイミングよくユニットを増やし、ドクターや衛生士を確保しなければなりません。
 
最近では担当衛生士の枠がいっぱいで先にしか予約が入らないという事が起こっていますので、アポイントの取り方を工夫することが必要です。
 
 
 
 
 
 
最後は「広告」です。
いくら最新の設備や魅力的な治療コンテンツを準備しても、「認知」してもらえないとどうしようもありません。
 
口コミや紹介で患者が集まる歯科医院になるまでは広告の重要度は高いと言えます。ホームページを作成して終わりというのではなく、維持管理に少しお金がかかっても信頼できる業者さんにお願いすることをお勧めします。
 
 
 
 
 
 
ここに収益モデルに合う
・オペレーション
・コミュニケーションシステム
を加えて、質を高めていくのです。
 
 
勿論、歯科医師として組織として
・どんな「志」を持っているのか
・患者やスタッフにビジョンを語れるのか
・接客接遇や寄り添い力は磨けているか
・スタッフの心が育っているか
・スタッフは歯科医療従事者として育てているか
・権限の委譲はできているか
・真摯に治療技術を磨いているか
・地域医療介護ネットワークに関わっているか
 
など、根本的な部分で大切な事はいっぱいあります。
 
 
 
 
 
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