歯科医院に関わる業者さん、研修講師と話すと「受付や待合室を見れば流行っているかどうかが分かる」と言います。院長の考え方までわかる。
勿論、ホームページを見ても流行っているかどうかは分かるのです。
何故かと言うと流行る歯科医院のパターンがほぼ決まっているからです。
患者が好む
①ホームページ、広告
②看板
③駐車場
④待合室、内装、雰囲気
⑤受付対応、オペレーション
⑥治療コンテンツ
⑦コミュニケーションシステム
⑧フォローシステム
⑨コミュニティ
⑩イベント
が決まっている。
流行っている医院や他業種のやり方を取り入れている歯科医院は、やはり流行っている事が多い。
そして流行っていない医院は見事にそこから外れている。
小規模歯科医院や開業する院長は「差別化の罠」にハマってはいけません。まずは、患者に支持されるやり方を学ぶことが大切なのです。
医院ビジョンの3年後に合う流行っている歯科医院(大学の先輩など)を探して見学をお願いする。そして3年かけて近づけていく。
「守・離・離」の考え方から言えば、最初は徹底的に真似る方が成功率は高いので、経営が軌道にのって医院を大きくしてから少しずつオリジナルになっていけば良いと思うのです。
患者に信頼されていくには歯科医療機関としての厚みが必要です。
①治療技術、治療システムを高め
②コミュニケーションシステムを高め
③スタッフの歯科医療従事者としての技術と心を育て
内部を徹底的に磨いていくと、その中から他の歯科医院では真似できない強みが生まれてくる。そこではじめて差別化が出来る。
しかし、最初から自分のこだわりを表現しようとする歯科医院が多い。
患者の頭の中に存在しない物を表現しても響かないのに・・・。
ブランディングやマーケティング、広告手法について熟知されているなら問題がないのですが、そうでないならば失敗する確率が高い。
ホームページなども患者が欲しい情報がすぐに探せない、患者に響かない内容である場合が多いと思います。ホームページにアクセスするとイメージ動画が流れるオシャレで綺麗なだけのホームページはいらないと考えます。
まあ、それで上手くいかなくても満足されていれば何も言うことはないのですが・・・。
まずはモデル歯科医院を決め徹底的に真似る。
私は大切だと考えます。