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◆歯科医院経営ブログ

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開業したての歯科医院の院長が気をつけること  [2018年11月15日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「開業したての院長が気をつけること」です。
 
 
 
私が開業医団体で勤務していた頃、開業して1年以内に閉院した歯科医院がありました。私はその頃、「歯科医師賠償責任保険」の担当でしたので、加入時に院長の希望に溢れた顔を見て、解約時に院長の落胆した顔を見ました。
 
私が開業医団体を退職し独立したのはそれがキッカケでした。
 
「患者の為に良質の歯科医療を提供しようと頑張る歯科医院は潰したくない」
今でもその時の事を思い出して気持ちを引き締めています。
 
 
 
 
開業されたすべての院長へのエール
 
私の周りでも多くの勤務ドクターがこの一年間に開業されました。
 
 
 
開業をされた時は不安と希望が入り混じったお気持ちだったと思いますが、スタートしてしまうと現実が待っています。
 
「患者が来てくれるだろうか?」という不安と闘い、乗り越えていかなければならないからです。
 
 
 
開業したての院長が一番気をつけなければならないのが、「開業時におこなった認知対策が上手くいっているか」ということです。
 
ホームページのアクセス数は増えていますか?患者はどのページに興味をもってくれているでしょうか?検索キーワードは何でしょうか?
 
 
看板を見て患者は来院してくれますか?
 
近所のお店には挨拶をしましたか?医院の消耗品を買うのに近所のお店を利用しているでしょうか?
 
近所の店主で仲良く話せる人は増えているでしょうか?
新人の歓迎会は近所の飲食店でしましたか?
 
 
 
先ずは今までおこなってきた「認知対策」の成果を測定し、結果が出ていないならば今すぐ改善をする必要があります。
 
 
先生の医院の存在を知ってもらえなければ何も始まりません。
 
 
 
 
 
 
患者は満足して帰っていますか?
 
さて、認知対策が上手くいって患者が先生の歯科医院に来院しました。
 
その患者は満足して帰りましたか?
治療を終えるだけでなく歯周治療に移行しましたか?
 
 
もし、患者が治療を中断したのであればコミュニケーションシステムやオペレーションに問題があるかもしれません。それを確認していますか?
 
 
開業してひと回り目の患者にどういう印象を与えるか?それは極めて重要なのです。何故なら彼らは先生の歯科医院の評判を広めてくれる人達だからです。
 
 
 
また、医院のカラーは明確になっていますか?誰に喜んでもらう為に開業されたのでしょうか?
まさか、誰でもいいから来て欲しいと思っていませんよね。
 
 
 
どんな患者が来院しても全力で治療することは大切ですが、発信するメッセージは絞らないと伝わりません。対象とメッセージを絞るから口コミが発生することをご存じでしょうか。
 
 
来院した”う蝕の患者”に「問診表」⇒「検査」⇒「治療説明」⇒「治療」⇒「治療完了」⇒「検診の案内」なんて当たり前のオペレーションで対応していたら、患者は直ぐに来なくなります。
 
 
「えっ、こんなの今まで通院した歯医者にはなかった!」というコンテンツを患者に提供できましたか?
 
 
 
 
さて、家に帰った患者は家族に「先生の医院の印象」を何と話したでしょうか?
 
ここがとても大切です!!
 
 
 
 
「認知対策」が上手くいっていることを確認し、ひと回り目の患者に全力で対応して満足してもらう。ここをしくじると、信用を取り戻すのに長い時間がかかります。
 
 
開業したてでもいろいろやる事は多いでしょうが、軌道に乗るまではワークライフバランスなんて忘れて突っ走ってください。
 
 
 
 
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