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◆歯科医院経営ブログ

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院長の姿勢に見合うスタッフが育つ理由  [2018年11月07日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「インプットの重要性」です。
 
 
歯科医師に限らずどんな仕事をする人でも、知識や技術を吸収し経験を増やし続けることが必要です。
 
人が成長していくにはインプットがとても大切なのです。
 
 
 
私たちの記憶は「海馬」により仕分けられ、「大脳皮質」に蓄えられます。過去に経験したことは、大脳皮質に蓄えられた記憶を結びつける神経回路の働きによって再現できるのです。
 
 
 
そして、懸命に技術や知識をインプットし経験を積むことで、何か新しい課題にぶつかった時、蓄積された情報や経験が結びつき、新たな神経回路が生まれるのです。
 
 
 
「ひらめき」はボーッとしている時に生まれることが多いことがわかっています(デフォルトモードネットワーク)。デフォルトモードネットワークの状態では脳の幅広い領域が活性化しており、インプットされた記憶を繋ぎ合わせる「ひらめき」を生むのです。
 
だから、インプットを続けた後で「ボーっとする時間」を意図的につくる事はとても大切です。
 
 
スタッフへのインプットは足りていますか?
 
 
 
スタッフが成長する為には日常的に新しい情報や技術をインプットすることが不可欠です。そして、新しい経験をさせることで脳に新たな神経回路が生まれ成長できるのです。
 
 
 
また、スタッフがぶつかる壁は育成の仕組みによって乗り越えさせることが必要です。スタンフォード大学が人のストレス反応を研究した結果によりますと、成長のストレスを避け続けると、脳の神経回路は自動的に「闘争逃走反応」に流れるようになり、チャレンジしなくなるのです。
 
 
 
 
 
スタッフにアウトプットばかり要求していませんか?
 
院内での技術や知識のインプットを増やし、スタッフが新たな経験を積むことにより成長できる環境を築くことは院長の仕事です。
 
スタッフに「もっと考えろ」「アイデアをだせ」「売上を上げろ」という前に、インプットの量を増やし質を高められる環境を院内に創らなければならないのです(個人的な努力は必要ですが・・・)。
 
 
スタッフの脳内にインプットされた情報は、新たな経験を増やすことで神経回路を増やしますので、スタッフがチャレンジしない環境をつくってはいけません。「全力+1%」で取組んで初めて成長できるのです。
※もちろん、院長が「全力+1%」かをスタッフは見ています。
 
 
また、どのスタッフがどの成長ステージにあり、何が課題で何をいつまでに伸ばすのかを考えていますか(計画に出来ていますか)?
 
 
レベル100の仕事ができるスタッフにレベル70の仕事を与えたら、いつの間にか70の仕事しか出来なくなることをご存じですか?
 
 
 
院長はプロとして歯科医療を提供しているのですから、プロ意識が高いスタッフを育てなければなりません。
 
 
 
「院長の姿勢に見合ったスタッフが育つ」
 
 
インプットとアウトプットの仕組み、とても大切です。
 
 
 
 
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