明けましておめでとうございます。
歯科医院経営コンサルタントの森脇康博です。
今年もよろしくお願い致します。
※森脇の紹介ページ 経営コンサルタント・森脇康博の紹介
昨年はいろんな方と出逢い、刺激を受けた一年でした。
今年の私のテーマは昨年に引き続き、”従来の歯科医院経営モデルではこれからの10年を乗越えられない”という事をお知らせしていく事です。
開業医団体勤務時代にお世話になった先生方に、患者の為に良い歯科医療を提供したいと頑張る全国の院長に、歯科医院経営を変化させていくことの重要性についてお知らせしていきたいと考えています。
昨日訪問した院長から「何駅か先の駅前で開業していた歯科医院が、経営不振で開業から5年以内で廃業した」というショックな話を聞きました。
駅前の立地でも倒産する事に院長は驚いておられました。
私は”患者に良い歯科医療を提供したいと頑張る院長を応援したい”と30年勤務した開業医団体を退職してコンサルタントとして独立しました。
だから自分が関わっていない歯科医院だとしてもこれほど辛いことはありません。
結局、行動するしかない
経営が上手くいっている歯科医院、上手くいっていない歯科医院の両方に関わっていて感じるのは「行動量の差」と「判断のスピードの差」です。
判断が早く行動量が多い院長は失敗も多いのですが、上手くいかない理由を消すことが出来るので結果的に「正解」に早くたどり着きます。
経営が上手くいかない院長は失敗を恐れて行動しなかったり、患者が減っていても「まだ大丈夫・・・?」と行動していない様に感じます。
あと成功している院長はスタッフとの関係づくりも上手です。上手にスタッフに仕事を”お願い”出来ますし、スタッフのアイデアを受入れてスタッフのやる気を引き出すことも出来ます。
指示でスタッフを動かしていると楽なのですがスタッフの自律性は育ちません。「指示待ちスタッフ」は院長がつくりだしているのです。
スタッフをコンフォートゾーン(安心領域)の外に上手く引張り出して、成長の負荷を受入れてもらえなければ、院長だけが頑張り続けなければならない歯科医院になってしまいます。
パラダイムシフトが進行している
歯科医療需要にパラダイムシフトが起こりつつあることは国の調査でも指摘されています。パラダイムシフトは激変することですが、歯科医療の場合は徐々に進行するのでやっかいなのです。
経営トップ1%の院長は経営環境の変化に気づきすでに行動しています。そして行動が上手くいかなくても修正力が高いのですぐに対応されるのです。
問題は過去に上手くいった経営モデルに固執する院長です。
歯科医療需要が変化していて、現在提供している歯科医療サービスとのズレが生じている事に気づいていないからです。
”経営を変化させなければこれからの10年を乗越えられない”という事に早く気づいて変化を始めて欲しい。
変化することで地域の患者から頼られ、スタッフから愛され、その結果院長が幸せになる”三方よし”な歯科医院を創っていただきたい!
そう願うばかりです。
歯科医院経営のご相談は
Posted at 07:36