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◆歯科医院経営ブログ

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【女性スタッフが輝くシリーズ第1回】女性スタッフが「この院長についていきたい」と思う瞬間  [2026年05月23日]
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
私は大阪の開業医団体で30年勤務し、院長の近くで経営と医院づくりを応援したいと独立して13年が経ちます。
このブログでは歯科医院経営とマネジメントに役立つ情報を発信します。
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今日からは新リリーズ、「女性スタッフが輝く」です。

女性スタッフは、院長の本質を見抜いている

歯科医院のスタッフの大半は女性です。そして女性スタッフは、少し関わっただけで院長の本質を見抜きます。

言葉の選び方、患者への接し方、スタッフへの態度、業者への態度、困ったときの反応。こうした日常のあらゆる場面から、女性スタッフは「この院長はどういう人か」を感じ取っています。そして一度感じ取った印象は、なかなか変わりません。

院長が「うちのスタッフは何か物足りない・・・」と感じているとしたら、まず問うべきことがあります。スタッフの目に映っている院長の姿は、どんな姿でしょうか。

ちなみに、近年では「男性脳」「女性脳」は存在せず、個人差の範囲であるという研究結果が出ています。だから、今回のシリーズでも「女性の多く(全員ではない)は大昔から生存するためにどういう能力を磨いてきたか?」という視点でお読みくださいね。

スタッフは院長に「正義のヒーロー」を求めている

私が長年、歯科医院のスタッフと関わってきて感じることがあります。それは、スタッフは院長に、正義のヒーローであることを求めているということです。

もちろん、生活のために働いているスタッフも多くいます。しかし医療や介護の世界には、「人に貢献したい」「誰かの役に立ちたい」というサポータータイプの人材が多い。そういう貢献意欲が高いスタッフにとって、仕事はお金だけの問題ではありません。自分が働く医院が、患者の健康に本当に貢献できているか。院長が本気で患者のことを考えているか。この職場は、自分が大切にしている価値観と合っているか。これらが、日々の仕事への意欲を左右します。

院長が患者の健康のために真摯に向き合い、院内の誰よりも成長しようと努力している姿を見れば、スタッフは「キュン」とします。「この院長についていきたい」「院長を支えていきたい」という気持ちが自然に湧きます。いったん味方になった女性スタッフほど心強い仲間はいません。どんなに困難な状況でも、院長のために動いてくれます。

先生は今、スタッフから「ついていきたい」と思われていますか。

「ワンピース型マネジメント」が歯科医院には合っている

雇用関係などの上下関係、人事評価で管理するマネジメントではなく、フラットな関係で同じゴールを目指すマネジメントは、ワンピース型と呼ばれています。

あらゆる努力を惜しまない。仲間が困っていればすべてを投げ出して助ける。患者が健康になることが、自分のことのように嬉しい。院長がそういう姿勢で診療に向き合っているとき、スタッフはその姿を見て「自分もその一員でいたい」と感じます。

このマネジメントスタイルが女性スタッフに合っている理由は、貢献したいというサポータータイプの心理と重なるからです。「誰かの役に立ちたい」という動機を持つスタッフは、自分が信頼できるリーダーのために力を尽くすことに、大きなやりがいを感じます。指示で動かされるより、共感で動く。これが女性スタッフの多くが持つ、仕事への向き合い方の本質です。

逆に、権威的に管理しようとする院長、成果だけを求めて医療者としての姿勢を見せない院長のもとでは、こうしたスタッフは力を発揮しません。「この院長のために動きたい」という気持ちが生まれないからです。

スタッフの心のシャッターが閉じる瞬間

一方で、スタッフのシャッターが閉じる瞬間があります。

出入りの事業者に偉そうな言葉を使う院長を見たとき。口では患者のためと言いながら、実態は売上優先だと気づいたとき。スタッフには厳しいことを求めながら、院長自身は努力していないと感じたとき。

こうした瞬間に、社会に貢献したいと思っているスタッフほど、深く失望します。「この人は言っていることと、やっていることが違う」という感覚が一度生まれると、そのシャッターはなかなか開きません。表面上は従っているように見えても、心はすでに距離を置いています。

サポータ型のスタッフは感じる力が鋭い。「金儲け主義」だと感じると、どれだけ言葉を尽くしても届かなくなります。逆に「この人は本当に患者を健康にしたいんだ」と感じると、院長の現在の実力がまだまだであっても、応援してくれます。大切なのは実力の高さではなく、姿勢の本物さです。

先生の医院のスタッフのシャッターは、今開いていますか。それとも、気づかないうちに閉じてきていませんか。

弱さを正直に見せることが、信頼をつくる

院長に正義のヒーローを求めているとはいえ、完璧であることを求めているわけではありません。女性スタッフが求めているのは、「本物であること」です。

苦手なことがあれば、正直に話して助けてもらうことも大切です。「自分はこれが苦手だから、あなたに力を借りたい」という院長の言葉は、スタッフを信頼しているというメッセージになります。胡麻化したり、知ったかぶりをしたりするより、正直に弱さを見せる院長の方が、スタッフからの信頼は深くなります。

弱さを見せられるのは、自分の方向性に確信があるからです。「患者を健康にしたい」という本質的な部分がブレていなければ、技術的な苦手や経験の不足は、スタッフと一緒に補っていける。この姿勢が、ワンピース型の関係をつくります。

そしてワンピース型の組織ではスタッフの誰もが輝けるステージがあるのです。

院長が変わると、スタッフは変わる

チーム作りが上手くいかないと感じている院長に、まずお伝えしたいことがあります。スタッフを変えようとする前に、院長自身の姿勢を見直してみてください。

スタッフは院長を見ています。院長が患者に誠実に向き合っているか。院長が成長しようとしているか。院長がスタッフを本当に大切にしているか。この問いへの答えが、スタッフの態度に反映されます。

大学ではスタッフマネジメントを学ぶ機会はありません。だから多くの院長が、チームビルディングで躓きます。それは院長の能力が低いからではなく、正しいやり方を学んでこなかったからです。躓いている院長が、学ぼうとする姿勢を見せたとき、スタッフはその変化に気づきます。そして「この院長は成長しようとしている」と感じたとき、スタッフも変わり始めます。

このシリーズでは、女性スタッフが輝ける組織をつくるために院長が知るべきことを、順番にお伝えしていきます。スタッフのためではなく、まず院長自身のために読んでいただければと思います。

まとめ

女性スタッフは院長の本質を見抜きます。「この人は本当に患者を健康にしたいんだ」と感じたとき、スタッフは院長の最強の味方になります。その信頼をつくるのは、言葉ではなく日常の姿勢です。

ワンピース型のマネジメントは、上下関係で管理するのではなく、同じゴールに向かってフラットな関係で仲間として動くスタイルです。貢献したいという動機を持つ女性スタッフには、このスタイルが最もよく機能します。

次回は、スタッフ一人ひとりが歯科医療の世界に入った理由を知ることの重要性をお伝えします。

 

先生の医院のこれからを、心から応援しています。

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