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◆歯科医院経営ブログ

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院長にも役立つ歯科医院の開業戦略の立て方とは? ⑦その収益モデルが合う地域(需要が十分にある)、採用環境、物価等を都道府県ごとにリサーチする  [2025年02月06日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
院長にも役立つ歯科医院の開業戦略の立て方とは?
 
①開業に向いているか?勤務医に向いているか?経営者としての適性は?
②どんな歯科医師人生を送りたいのか?キャリアプランは?
③漠然と描く理想の医院像とメンターとの出会い
④臨床面だけでなく経営面についての学びも深める(特にエッジを立てる治療技術の選定が重要)
⑤どんな場に出かけてどんな歯科医師、経営者と交流するか?勤務先の選び方
⑥自分が応援したいペルソナから歯科医院の収益モデル、医院規模を選ぶ
⑦その収益モデルが合う地域(需要が十分にある)、採用環境、物価等を都道府県ごとにリサーチする
⑧地域の経営環境、国の医療政策を分析し、候補地域を自分の足でリサーチしていく
⑨開業地の選定。都市部の駅前?郊外?テナント?一戸建て?拡張の予定は?資金計画は?
⑩収益モデル、医院コンセプト、オペレーション、DX化などから設計(拡張性)を考える
⑪また、外観から内装まで、ペルソナが何を望むのかを考えて取り入れる。ただし、奇抜なものにしない
⑫設計等から開業に必要な資金、ランニングコスト等を計算し、患者単価、自費売上などから確保するべき患者数を割り出す
⑬チームメンバーの技術的、人間的成長の為に必要不可欠な学びの仕組みの設計、ミーティング設計、チーミング
⑭スタッフの成長が必要なもの、開業段階では落とし込めないものは、必要だが収益性が低いものは収益を上げて段階的に導入する
⑮開業前におこなうべき基本的な経営対策、マーケティング戦略の立案
⑯患者に支持され口コミで患者を増やすコミュニケーション設計
 
今日は「⑦その収益モデルが合う地域(需要が十分にある)、採用環境、物価等を都道府県ごとにリサーチする」です。
 
 
 
 
さて、これから10年以上の需要がある治療技術の中からご自分がどんな治療技術を磨いてどんな患者を健康に導きたいのかが決まれば、次は開業場所の選定です。
 
一般的には「人通りが多い都市部」「駅前」「郊外の一定規模以上の住宅地」「商業施設」「思い入れのある場所」「出身大学の近く」「自宅から遠くない場所」などが選ばれ易いと感じます。
しかし選んだ収益モデルによって最適な場所が違いますので、ニーズを持つ患者が集まりやすい場所を選ぶべきなのです。
 
 
 
 
例えば、保険のう蝕治療、自費のう蝕治療、矯正治療、ホワイトニング、インプラント、デンチャー(自費・保険)、エンド、外科、保険の歯周治療、定期管理等それぞれで診療圏の広さが違います。
そして都市ブランドの関係で治療コンテンツが出やすい場所と出にくい場所がりますし、医院ブランドの強さによっても診療圏の広さは変わるのです。
 
 
また、地域の公共交通機関の整備状況、自動車文化の有る無し、地域の物理的ハザードの配置、勤務先との距離、地域の健康指数、地域の教育レベル、行政の政策、地価や家賃相場、物価、公共インフラの整備状況(特に医療と教育)、住環境、高齢化率、年少人口、などによっても集まってくる層が違いますので、それらを把握した上で開業地を選定したかが問われるのです。
 
 
 
 
例えば都市部の駅前であっても患者が集まり易い場所と集まりにくい場所があります。
そして、労働集約型の歯科医院にとって大切なスタッフを採用しやすい場所と採用しにくい場所があるのです。
 
ちなみに不動産事業者は歯科医院のマーケティングのプロではありませんので、ご自分の足で探すことも重要だと思います。
 
 
 
 
次に「家賃相場」「建築坪単価」「人件費相場」などのコスト面です。
例えば人が集まり易い場所は家賃などの相場が高く、医院の拡張性も担保しにくい。
だから単価が低い治療がメインであれば収支が合いませんし、単価が高い治療を扱っていてもエッジを立てられなければ患者は集められない。
 
だからといって過疎地過ぎても苦戦するのです。
商業モールも地域によっては撤退の可能性がある。
だから、いま人が集まっているだけで決めては駄目なのです。
 
 
 
 
先生が開業されエッジを立てていく治療はどの場所で一番必要とされているのか?
そして、バリュープロポジションマップに当てはめて患者のプラスとマイナスのニーズに応えられる治療コンテンツを用意できるのか?
 
 
 
これから経営リスクが高いのは「過疎地で高齢化率が高い地域」「年少人口が少ない地域」と「大都市部の中心」
さあ、先生ならどこを開業場所に選ばれますか?
 
 
 
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