おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院経営とマネジメントで失敗しやすい１２タイプの院長、
①全方向打出し院長
②落とし込み中途半端・丸投げ院長
③研究者気質の院長
④安定・現状維持院長
⑤経営無関心・感覚経営院長
⑥戦略なし拡大院長
⑦憧れ⇒欲しい⇒買う院長
⑧俺様・無茶ぶり、上から目線院長
⑨スタッフ間の人間関係放置院長
⑩お金儲け偏重院長
⑪イノベーター・マニアック院長
⑫夢追いフワフワ院長
のうち、最後は「⑫夢追いフワフワ院長」です。
これは若手の院長が勤務医時代から引きずっているパターンが多い気がします。
学校の延長線上で、勤務しても「やりたい治療」を追いかけている。
そして、やりたいことをやらせてもらえる医院を重視するのです。
治療技術を向上させることは重要なのですが「このレベルの人が将来開業して大丈夫？」と感じるほど頼りない。
勤務している歯科医院は開業予備校ではないので「院長と患者にどうやって貢献するのか？」を考えるべきなのですが、どこの歯科医院なら勉強できるかには敏感でも社会人としての責任を果たせる自分を作り上げることを意識して働けている勤務ドクターは正直少ない気がするのです。
もちろん若い時代の私自身も頼りなかったですし、今は頼りないと感じるドクターも色んなことを経験されて歯科医師として成長していかれる。
しかし一方で若くても「このドクターならいつ開業されても大丈夫」と感じる勤務ドクターもいますし、実際に開業されて医院を発展させているのを見ると、勤務ドクター時代にフワフワとしているドクターはやはり開業しても上手くいかないと感じるのです。
歯科医師として治療技術を学ぶのは重要ですが、尊敬できる院長の下で働いているなら院長の日頃の姿勢から学び院長にとって必要不可欠な存在になる。
患者と真摯に関わり、チームのスタッフとも日常的に「患者をどう健康に導くのか？」について話し合いながらチーム医療としての高みを目指す。
歯科医師として、人として成長したいと考え、院長や先輩ドクターだけでなくチームのスタッフにもアドバイスを求める日頃の姿勢。
そして成長する為に誰よりも努力していると周りに認めてもらえるように行動に繋げる。
すると、先ずはチームのスタッフが協力してくれる様になります。
そして、そのスタッフの行動も変わり始め日常診療で協力関係を築ける様になっていく。
すると巻き込み力が生まれてチーム力がどんどん向上していくのです。
開業しようが勤務ドクターとしての道を進もうが、チームで働く以上、チームメンバーがドクターの日常の姿勢と言動を尊敬し、応援したいと感じる様にならなければ上手くいかない。
その為には治療技術だけでなくチームリーダーとして成長する為の目標を定め、誰よりも努力することが必要なのです。
治療技術の向上に終わりがない世界だと感じますが、治療技術はまだまだでも歯科医師として背筋が伸びているドクターは少し話せば分かります。
そして背筋が伸びているドクターは院長だけでなく先輩ドクターもスタッフも応援してくれる様になる。
すると技術面だけでなく売上面でも成果を出せる様になっていくのです。
理想は描いていても目標として見える化が出来ていなかったり言行が一致していなかったりすると、周りを巻き込むことが出来なくなります。
だから、ご自分がどういう分野で患者と地域、そして院長に貢献していくのかを決め、その為に継続していくことを決めて行動に移してくださいね。
すると背筋がピンと伸びますので。
※院長の話を書くつもりが勤務ドクターの話になってしまいました（笑）
テーマ：歯科医院経営全般
Posted at 05:00
