おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院経営の難易度が少しづつ高くなり経営の二極化が進む中で院長はどんな経営戦略を立てる必要があるのでしょうか？
開業医団体に勤務している時代から４３年間で２０００件以上の歯科医院と関わり、院長の経営対策を見てきた森脇が、もし、歯科医院を開業するとしたらどんな経営戦略を立てるのかを考えてみました。
もちろん、私は歯科医師ではありませんので臨床面などの視点が不足するでしょうから、主に経営戦略と組織づくりについて書いていきます。
テーマは、
①開業に向いているか？勤務医に向いているか？経営者としての適性は？
②どんな歯科医師人生を送りたいのか？キャリアプランは？
③漠然と描く理想の医院像とメンターとの出会い
④臨床面だけでなく経営面についての学びも深める（特にエッジを立てる治療技術の選定が重要）
⑤どんな場に出かけてどんな歯科医師、経営者と交流するか？勤務先の選び方
⑥自分が応援したいペルソナから歯科医院の収益モデル、医院規模を選ぶ
⑦その収益モデルが合う地域（需要が十分にある）、採用環境、物価等を都道府県ごとにリサーチする
⑧地域の経営環境、国の医療政策を分析し、候補地域を自分の足でリサーチしていく
⑨開業地の選定。都市部の駅前？郊外？テナント？一戸建て？拡張の予定は？資金計画は？
⑩収益モデル、医院コンセプト、オペレーション、ＤＸ化などから設計（拡張性）を考える
⑪また、外観から内装まで、ペルソナが何を望むのかを考えて取り入れる。ただし、奇抜なものにしない
⑫設計等から開業に必要な資金、ランニングコスト等を計算し、患者単価、自費売上などから確保するべき患者数を割り出す
⑬チームメンバーの技術的、人間的成長の為に必要不可欠な学びの仕組みの設計、ミーティング設計、チーミング
⑭スタッフの成長が必要なもの、開業段階では落とし込めないものは、必要だが収益性が低いものは収益を上げて段階的に導入する
⑮開業前におこなうべき基本的な経営対策、マーケティング戦略の立案
⑯患者に支持され口コミで患者を増やすコミュニケーション設計
とします。
また思いついたら途中で追加して書いていきます。
すでに開業されている先生は、開業時にご自分が描かれた理想と現状とのギャップをどう埋めるのかの視点でお読みいただければと思います。
逃げ切り世代で満足できる歯科医師人生であったのならば、現在、実行されている治療品質に磨きをかけて頂く方が良いと思います。
では、明日からよろしくお願い致します。
テーマ：歯科医院経営全般
Posted at 05:00
