おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
人間は新しいことを覚える時には緊張しながら頭をフル回転させてやり方を覚えようとします。
ただ、作業に慣れてくると脳にインプットしたデータで動くので「意識」の領域をあまり使わなくなるのです。
そして日常に変化が少ないとマンネリになりオペレーション全体に活力がなくなっていく。
歯科医院でも同様です。
朝のミーティングで院長が普通に話してもスタッフにやる気のスイッチが入るとは限らない。
だから、リーダーはチームメンバーのやる気スイッチが入る様に工夫する必要があるのです。
では、やる気のスイッチが入る為に何が必要なのでしょうか?
それは「目的意識を持たせ目標を設定すること(焦点化)」です。
例えば朝礼でリーダーが、
「〇〇さんが口写の試験に合格できる様に、今日の口写はすべて〇〇さんにお願いします」
「撮影にかかる時間を短縮することも大切ですが、ドクターは治療に必要な規格性のある写真が撮れているのかを確認して後でフィードバックしてあげて頂けますか」
「スタッフも〇〇さんが口写の患者につける様に配慮してあげてくださいね」
「出来ていないことに駄目出しをするのではなく、〇〇さんが口写が得意だと言える様になる為に皆でサポートしましょう」
「それが本日のAチームの目標です。いいですか?」
と言えばAチームのメンバーは「〇〇さんの口写が上手くなる」という目標に焦点化されます。
そして、診療終了後にリーダーではなくチームメンバーやドクターに目標達成に向けて動けていたか(改善点)を3分で話し合ってもらうのです。
朝にチームメンバーを目標に焦点化させ、診療終了後に振り返りをする。
それはPDCAサイクルを回せる様になる為のトレーニングでもあります。
チームメンバーが今日の目標に焦点化されていることで動きが変わるのです。
マンネリの朝礼を重ねるのではなく、チームメンバーの背筋がピンと伸びる様な朝礼をする。
その積み重ねによって未来は決まるのです。
テーマ:スタッフ育成、チームビルディング
Posted at 05:00