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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長はVPC(Value proposition Canvas)を作成して戦略を練ってみる  [2024年02月15日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
VPC(Value proposition Canvas)
 
顧客が達成したいことや手に入れたい価値を商品やサービスとして提供したり、顧客の悩みを解消する商品やサービスを提供すると事業として上手くいく為、それを図に書いて考えることです。
 
一つ目は
ゲイン(顧客に利益をもたらすニーズ)に対してゲインクリエーター(顧客の利益になると顧客が感じる商品やサービス)を提供する。
 
もう一つは、
ペイン(顧客の悩み)に対してペインリリーバー(顧客の悩みを取り除く商品やサービス)を提供する。
 
 
 
歯科医療はペインリリーバーのウェイトが高かったのですが、徐々にゲインクリエーターの要素が必要になってきました。
なぜなら患者が抱える口腔内の問題にペインがないことが増え、悪化するまで来院動機が生まれないからです。
 
う蝕による痛みによって患者が来院するならば、歯科医療側は全顎的なリスクも一緒に診断し患者に治療の必要性を伝えることもできた。
しかしこれからの時代は「ペイン」の入口だけでは患者を救うことができず「ゲイン」の入口を作ることを考えざるを得ないのです。
 
やはり全国民が歯科健診(検診ではない)を受けることが必要不可欠だと感じます。
 
 
 
 
歯科医院に来院する患者は減っています。
 
それは、
①若年層のう蝕の減少
②75歳を超えた高齢者の受療率の低下
③介護状態の患者や医療ケア児などの増加
④歯科医療ニーズの潜在化
 
が主な原因ですが、マーケット構造の変化も大きな要因となっているのです。
そして、「ゲイン」と「ペイン」の割合や来院へのハードルも地域によって違う。
 
 
 
だから、先生が開業されている地域の状況を分析して、地域の歯科医療ニーズ(マーケット)の変化にあわせて医院の取組みも変化させて頂きたいのです。
 
マーケットと歯科医院が提供している歯科医療サービスは少しづつズレていっています。
だからそれに気づかず対策しないでいると患者は徐々に離れていくのです。
 
 
 
マーケティングはお金儲けではなく患者を救う為に必要。
そう思うのです。
 
 
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