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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院で決めるルールによって発生する問題とは?  [2023年10月17日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
では、質問です。
先生の医院で決められたルールを先生は何も見ずに説明できるでしょうか?
そしてなぜそのルールを守ることが大切なのでしょうか?
そのルールを守ることで何が実現しますか?
 
 
 
歯科医院を長く経営していますと発展の過程で取り入れてきたルールの残骸が組織内に残ります。
ルールは少しづつ守られなくなり、ルールを大切にしている人だけがずっと守り続けているのです。
 
しかし、機能しなくなったルールを新しく入社したスタッフが教わることもなく、入社した時期によって教わった内容が違うという状況が歯科医院でも起こっているのです。
 
 
 
 
ルールはシンプルで誰にも分かり易く共感できるものでなければならない。
誰もが覚えていて、誰もがその意味を説明できて、誰もがそのルールを守ることが大切だと思っているものしか機能しないのです。
 
ルールがチームメンバーの目線を合わせて行動していく為の「行動規準」であれば道標となるのですが、人の行動を縛る目的のものは外発的動機づけである為に時間とともに忘れ去られるのです。
 
 
 
 
理念に基づいて医院として医院メンバーとしての「在り方」を落しこんでいくことは簡単ではありません。
だから途中で我慢できずにルールでコントロールしようとなり易い。
 
しかし、ルールの多くは文章化してチームメンバーに説明されることが多く、落とし込みの作業は省かれることが多い。
 
 
 
ルールを守ることでどんな理想が実現するのか?
ルールを守らないことでどんな危険性があるのか?
歯科医療従事者としてどうあるべきなのか?
なぜ、院長はこのルールを大切にしているのか?
 
など、チームメンバーが心から共感し「大切だから守らないと」と感じさせるのがリーダーの役割であり、「説明したから守らない人が悪い」というのは正論ではありますが成果は出せないのです。
 
 
 
ルールも含め組織に大切な事を落しこんでいくには「落とし込み方法」と「落とし込み期間」が大切になる。
短時間で説明されてそのやり方を習慣化できる人は限られており、頭で考えなくても自然と理想の行動が取れる様になるには正しいやり方で徹底して落とし込む期間が必要なのです。
 
 
 
 
医院で大切にしているルールを院長が何も見ないで説明できない時点で組織には落ちていないことが明確です。
それによって問題が発生し続けて院長は更にイライラする。
だから、新たなルールを増やして縛らないと院長が我慢できなくなっていくのです。
 
 
そこじゃないんですが・・・
 
 
 
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