おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院を取り巻く経営環境は常に変化しています。
そんな中で歯科医院が生き残っていく方法は「経営環境の変化に合わせて院長も医院も変化し続けること」なのです。
では、ここで質問です。
先生は2023年に入って新しいことにいくつチャレンジされましたか?
日本人の7割の人が変化を嫌う行動特性を持っています。
歯科医院も変化しなければ生き残れないことは頭ではわかっているのですが、現状を変えることへの不安の方が大きくコンフォートゾーンから抜け出せない。
私の周りの院長は新しい事にチャレンジされる方ばかりですが、開業医団体勤務時代の経験から考えても昨日と同じ今日を過ごす院長は多いのです。
行動が苦手な院長が行動する為に必要なのは、小さな変化から始める事です。
例えば、
・いつもより30分早く出勤する
・車ではなく自転車で通勤してみる
・朝のミーティングのやり方を変えてみる
・20分の昼寝を習慣にする
・ながらテレビやスマホを止めてみる
・演劇や音楽ライブを鑑賞してみる
・降りたことがない駅で電車を降りてみる
など、比較的始めやすいことで楽しいことを選んで始めてみるのです。
すると脳が刺激を受けて活性化し新しい事を始めることへの抵抗が少しづつ無くなっていきます。
例えば1週間に3つ新しいことを始めてみる。
いままでの生活習慣を少しづつ変えてみる。
面倒な事も始めてみると気分がノッテくることを「作業興奮」といいますが、とにかく第1歩目の行動を自分にさせる為にどんな作戦を立てるのかが重要なのです。
昔、「朝がなかなか起きれなくて・・・」というスタッフに「そんなの簡単、明日から改善できるよ」と私が言いました。
「えっ、どうすれば良いのですか?」とスタッフが言うので、私は「今から院長の所へ行って、明日から遅刻をすれば罰金として院長に3000円払いますと言ってきてください」「そうしたら明日から遅刻をすることが無くなります」と言ったのです。
人が「〇〇をやりたいと思っているが続かなくて・・・」「忙しくて・・・」「人手が足りなくて・・・」という時は、実行出来ない自分を正当化したいのです。
本当は実行(変化)したいとは考えていない。
だから、そんな自分に実行させる方法を考えるのです。
自分を常に変化している環境に置くことも必要だと思います。
2023年になって院長や医院スタッフが新しく始め定着させるまでもっていけた事が少なければ危険信号。
変化できないと、2024年のトリプル改定で保険医療機関に突き付けられる難題をクリアすることも出来ないのです。
テーマ:経営環境の変化
Posted at 05:00