おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
組織が成長していく為に必要な考え方、それは
①理想の状態の明確化
②現状の把握
③問題点の抽出
④仮説⇒対策の立案
⑤実行
⑥検証と修正
です。
これらの仕掛けを日常のサイクルのどこに設置し有効に機能させられるのかで組織の発展は決まるのです。
重要なのは
①定期的に焦点を当てて改善していくこと
②日常のなかでサイクルが回り自動的に解決されていくこと
③新たな知識や仕組みの導入によって進化させるもの
に分けて仕組化できるかです。
②の日常のサイクルで解決されていくものについては基本的にスタッフがサイクルを回すように仕組化します。
院長は歯科医療として経営的に必要な視点はスタッフに伝えますが、サイクルを回すのに入ってはいけないのです。
スタッフが日常改善のサイクルを回し始めた当初は、得られる成果も多くはありません。
しかし、すぐに成果を出すことを求めることが無茶なのであって、最初はサイクルをスタッフだけで回せるようになることを目指すことが正解なのです。
③の新たな知識や仕組みの導入は時にはスタッフを混乱させます。
院長がセミナーで学んできた院長にしか理解できていないことを落とし込もうとするからです。
この時に、スタッフが話し合って構築してきた改善の仕組みが破壊されることが多く、スタッフのやる気は一気に萎えてしまう。
院長はこの時、日常の改善活動の権限はスタッフに移行していることを忘れて上から信頼関係も含めて壊してしまうのです。
とにかく、組織づくりのイロハを知らずに院長ならば何をやっても良いと考える人がいることに驚きます。
結局、組織づくりの本質を理解できていない院長は、いろいろな理論に振り回され、結局は組織づくりのステージを登っていけなくなるのです。
Posted at 05:00