おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院経営をめぐる経営環境は少しづつ変化しています。
今までは・・・
しかし、「AI」「ロボティクス」「ゲノム編集」「メタバース」等、ゲームチェンジに必要な技術の進化が加速し、これからの20年は過去100年の進歩に匹敵する位の変化が起こるのです。
技術の進歩以外にも「SDGs」「GX」も日本経済に変化することを求めています。
基準を達成し新たな基準で経済を発展させられる仕組みづくりを日本も取り組まなければならないのです。
日本はそれを「少子高齢化」「人口減少」「財政危機」の中で達成していかなくてはならない。
そういう世界的な技術の進歩や新しい経済の枠組みは、少しづつ先生が開業されている地域に影響を与えていきます。
しかし、そんな危機感を抱いている人が日本にどれ位いるでしょうか?
また、国が歯科医療に求めている「質の向上」に対応していくことに興味をもたず、診療報酬改定でも「何点あがったか?」だけを見ている院長がどれほど多いか・・・。
令和4年の歯科診療報酬改定は「提供できる歯科医療の質を向上させ、変化に対応する」ではなく、「何点取れるか」を考えている院長には厳しいものでしょうし、令和6年の同時改定はそういう院長にトドメをさすものになると思うのです。
支援診2が減点し支援診1に加点されたのも、か強診の基準が引き下げられなかった(答申時点)のも、「連携」や「手術」関連の点数が引き上げられているのも、質の高い歯科医療を提供する病院や歯科医院を増やしたいということだと思うのです。
ただ、歯科医院の大型化が進みこれから医療の質ではなく「何点とれるか」で考えている院長が淘汰されていくと、医療が届かない地域が更に増えるのではないかと心配です。
国が設定していくハードルを越えていったものだけが未来の保険医療を担える切符を国から手渡される。
国が医療機関を保護する時代はとっくの昔に終わっているのです。
テーマ:経営環境の変化
Posted at 05:00