歯科医院の経営改善や組織づくり、ホームページや看板の活用法指導やスタッフ育成の仕組みづくりをサポート。か強診を活用した長期管理型の歯科医院づくりなど。開業医団体で30年の勤務経験があり安心してご依頼いただけます。

 
◆歯科医院経営ブログ

歯科医院経営コーチの森脇が歯科医院経営に関する情報や感じたことを気ままに発信します。会員限定ブログと違い誰でも読むことが出来ます。

令和の時代に成功できる歯科医院経営 その140 課題を溜める院長と追いかける院長  [2021年12月25日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私が歯科医院と関わって感じるのはやるべき課題を溜める院長と溜めないでどんどん解決してしまう院長がいるということ。
 
課題を溜める院長は期限ギリギリになってから課題に手をつけますので後手になり課題がドンドン溜まっていきます。
 
そして、院長がやっている課題は「組織発展の為の課題」ではなく「問題解決」の課題です。
 
 
 
 
課題には発生した問題を解決する為の「問題解決の課題」と、組織を更に発展させる為に取り組む「組織発展の為の課題」があります。
 
課題を溜めこむ院長は発生した問題を解決するのに手いっぱいなので組織を発展させる為の課題には取り組めない。
 
一方、発生する問題を素早く解決しながら組織を発展させる為の課題を追いかける院長は間違いなくこれからの10年を乗り越えられる歯科医院を築かれるのです。
 
理由は歯科医療需要や経営環境が変わってきており組織を維持発展させる為の課題が目白押しだからです。
 
 
 
 
ある日、目の前に深い谷が現れ対岸まで30mある。
 
後ろからは敵が迫ってきており横にも逃げられない。
 
 
ふと向こうを見ると、他の院長が自分でかけた橋をスタッフや患者と渡っている。
 
大声で聞いてみると何年も前から橋をかける工事を続けており、自分とスタッフとかかりつけ患者が渡るだけの耐久性しかないし敵が渡ると困るので渡り次第橋を破壊するという。
 
 
 
 
歯科医院経営における経営環境の変化への対応も同じだと感じます。
 
具体的な改革案は見えていなかったとしても平成24年には地域包括ケアシステムの構想が出され、平成28年には「か強診」が登場している。
 
課題を溜めない院長はその時点で施設基準を取られたし、か強診を活かして保険収益のアップにも繋げられている。
 
一方、か強診の施設基準を取得している医院は全体の15%程度にとどまっており、国の審議会でも取得医院が増えないことが問題として出されているのです。
 
 
 
先生は課題を溜める院長ですか?それとも課題を追いかける院長でしょうか?
 
 
これからの10年を乗り越えられる院長は間違いなく課題を追いかける院長です。
 
 
 
 
2016年11月23日から始めた経営ブログも5年を経過しました。
 
私は開業医団体の職員として30年勤務した経験から、地域医療を担われる開業保険医の先生方に「これから歯科医療需要や医療政策、地域の経営環境、日本経済の状況等が変化していくので適応しないと歯科医院経営が苦しくなります」と伝えたくてブログを始めました。
 
これからどれだけ続けてけるのかわかりませんが、少し休憩も挟みながら続けていければと思います。
 
 
2024年の医療介護同時改定までにどれだけご自分の医院を進化させることが出来るのかが勝負です。
 
今回の改定率を見てわかる様に日医マジックが2024年の改定で通用するのかが微妙になってきました。
 
となれば自衛手段を講じるしかありません。
 
 
2040年、日本の保険医療制度や地域医療はどうなっているでしょうか?
 
一人でも多くの院長に医院経営を守り発展させて頂き、地域の方々の健康を守る活動にご参加いただきたい。
 
その為にはブログも頑張らなければいけませんね。
 
 
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テーマ:経営環境の変化
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