おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
国から求められる歯科医院の課題がどんどん増えていくが医院の対応力が追いついていない。
それが私の実感です。
実際に地域包括ケアシステムの構築にしても進んでいる地域と進んでいない地域の差が大きい。
地方行政、医療機関、福祉施設にも国から課題はどんどん降って来るが達成するハードルがどんどん高くなっているのです。
歯科医院も同じです。
国から示される課題には早期に取り組まなくては経営的に苦戦する様になるものもあれば、まだ取り組んでも収益に繋がらないものもある。
だから、院長はご自分の医院が何に取り組むことが必要なのかを判断し、必要なものは優先順位をつけて医院に落とし込まなければならないのです。
大きな歯科医院でもそう簡単には形にできない。
それ位、歯科医院に求められるハードルは上がってきているのです。
令和4年の歯科診療報酬改定も既存の点数が上がるという感じではなく新たな取り組みが必要になりそうです。
中途半端に様々なことをやるとコストがかかる割に収益に繋がりません。
先ずは優先順位第1位の課題に徹底的に取り組み収益化の目途を立てるまで持っていかないといけません。
その為には準備が重要です。
スタッフを巻き込めないと成功する確率は下がりますのでスタッフに支持されるための戦略が必要ですし、一度やってみて上手くいかないからと諦めてはいけないのです。
「落とし込み力」がない院長はすぐに諦めて医院に取り組みの残骸を残します。
当然、残骸では収益を生みませんし「提案⇒落とし込み失敗」が続けば何をやっても落とし込めない医院になっていくのです。
さて、先生の医院が取り組むべき優先課題第1位は何でしょうか?
そしてそれを落とし込む為の戦略はあるのでしょうか?
もし、今年提案したことの落とし込み率が低いのならば、戦略を見直しする必要があると思います。
テーマ:経営環境の変化
Posted at 05:00