おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が関わる歯科医院でも新卒の歯科衛生士が春に入ってきて、悩みながらも成長を続けています。
嬉しいのはどこの院長も新卒の歯科衛生士の成長を先輩に任せっきりにするのではなく報告を受けながら積極的にサポートされること。
当然ですが衛生士学校で教わることは国家試験に合格する為のことが中心にならざるを得ないですし、勤務する歯科医院ごとに規模やオペレーションが違いますので新卒の歯科衛生士の頭の中はいったん混乱します(個人差が大きい)。
だから、少しづつ出来ることが増えて頭の中の霧が晴れてくるまでサポートできる体制があるかどうかが大切なのです。
新卒の歯科衛生士は学校の同期が勤務先で何をやらせてもらっているのかを聞き自分が遅れていると焦るのですが、人によって成長スピードは違いますので彼らの不安で焦る気持ちに寄り添いながらも一歩づつ出来ることを増やしてデビューを目指す必要があるのです。
医院の都合もあり、歯科衛生士としてのデビュー時期には大きな差があります。
しかし、デビューまでの時期をどう過ごすのかでデビュー後の成長に差が出てくる。
スポーツなどでも正しいフォームを身につけなければ結果をだせないのと同じです。
でも不思議なことに新卒1年目と2年目3年目と経つごとに顔つきが変わっていくんですよね。
先日も3年目の歯科衛生士さんとの個人面談で「1年目はメチャクチャ不安そうな顔をしてましたよね」といって笑いました。
どんなに不安でお先真っ暗な気分の新卒歯科衛生士さんも必ず霧が晴れて歯科衛生士としての成長が加速する時期がやってきます。
だから院長はそうなるまで彼らを導いてあげなくてはいけないのです。
具体的な指導は先輩の歯科衛生士さんにお願いするにしても任せっ切りにするのでは院長として失格です。
たぶん、その先輩歯科衛生士も同じ扱いで教えられてきていますので「正しい後輩の育て方」なんて誰からも教わっていない。
歯科衛生士の育成の仕組みを確立している歯科医院も、いろいろと失敗しながらも成長を諦めずに奮闘されています。
これから歯科衛生士の活躍が不可欠になる時代になっていきますので、歯科衛生士が成長できない組織は経営的にも苦戦するようになるのです。
歯科衛生士の施術のあり方が変化し収益性の向上が経営のカギとなる時代において、院長が歯科衛生士チームとのベクトルを合わせていくことが欠かせない。
そう思うのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00