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◆歯科医院経営ブログ

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成功する歯科医院の院長に不可欠な能力 その3 マーケティング全般  [2021年05月11日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
マーケティングを端的に言うと「顧客の需要を調べそれに最適化すること」です。
 
歯科医院で言えば患者の「困りごと」や「要望」をしっかり聞き出し、困りごとを解決したり要望を実現しようとすること。
 
そして院長が得意とする治療を望む患者にその存在を知らせてあげる技術でもあります。
 
 
 
 
「マーケティング」と聞くと「金儲け」と勘違いされる方がいますが、歯科医療におけるマーケティングは患者を救う為に必要不可欠なものなのです。
 
そして真摯に磨いてきた治療技術の価値が患者に伝わることによって歯科医院も繁栄していく。
 
 
成功されている院長ほどマーケティングの知識が豊富なのです。
 
 
 
 
 
これからの時代は経営環境が大きく変化していきますので、マーケティングの技術が弱い院長は苦戦するでしょう。
 
「う蝕需要が減っていく」という事実はあっても地域の経営環境と院長の理念によって経営対策は違う。
 
 
 
また地域によっては中型規模以上の歯科医院が増えますし強い競合が有望な地域に分院展開してきます。
 
私も中規模以上の歯科医院の院長には「診療圏を拡げて陣地を取りましょう」とアドバイスしますので、国が求める歯科医院のレベルが高くなるのに合わせて医療機関の大規模化は進むのです。
 
 
国の文章でも「医療機関の大規模化の推進」が掲げられています。
 
 
 
 
じゃあ、マーケティングの技術から見て先生の医院はどんな戦略を取るのか?が明確になっているのかが重要です。
 
 
 
小規模歯科医院には小規模歯科医院ならではの戦略があり、大きな歯科医院には強者の戦略が必要です。
 
その中間にいる中規模な歯科医院が一番経営効率が悪く、大きな歯科医院の戦略の影響を受けてしまう(相対的規模)。
 
 
大きな歯科医院が進出してくると中規模歯科医院とは競合関係になる。だからその地域の中規模歯科医院の院長はマーケティングによってポジションを選び直して差別化をしなければならないのです。
 
 
 
 
昨日ブログで書いた人口が減って高齢化していく地域で開業されている場合にもマーケティングの技術は欠かせません。
 
「診療圏を拡げて遠くから患者に来院してもらうって・・・どうやって診療圏を拡げたら良いの?」と思われる院長もいらっしゃるでしょう。
 
しかし、その対策は院長が所有する経営資源や経営環境によって違う。
 
だから誰にでも当てはまる対策法はないのです。
 
 
 
 
この様に院長の理想の歯科医院を構築するにはマーケティングの技術は欠かせません。
 
 
でも多くの院長がとる経営対策は我流でマーケティングについてもご存じないことが多い・・・。
 
せめて、マーケティングの基礎くらいは学んでいただけたらなぁ。
 
 
いつもそう思うのです。
(でも、そんなことは放置しておいて治療と患者のことばかり考えている不器用な院長も好きなんですよね)。
 
 
 
ブランディングやポジショニング、マーケティング規模、広告戦略など細かいことについても今後書いていきますね。
 
 
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