おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院を発展させるには
①治療技術の向上
②オペレーションの質の向上
③コミュニケーション技術の向上
④マーケティング力の向上(広告、ブランド構築、商品力等)
⑤会計力の向上
⑥マネジメント力の向上
が必要不可欠ですが、その前提として必要になるのが「院長の余力」です。
余力は
①精神的余力
②物理的余力
があります。
精神的余力が無い状態は院長が「忙しさで余裕がなく」これ以上改善や新しいことに取り組む時間がないと感じている時です。
しかし、外部から客観的に見れば物理的な余力はあり、断捨離をしたり優先順位をつければ改善の取り組みは十分可能な状態にある。
でも、自分では気づきにくいしなかなか抜け出せないのです。
院長がこの状態になることが一番危険です。
なぜなら精神的余力が無ければ物理的余力に気づかないし生み出すことが出来ないからです。
歯科医院経営で大切なのは院長のメンタルを健康に保つことです。
そして院内で発生する問題は必ず解決できるという自己効力感を失わないこと。
どんな医院でも上手くいかない時期はあります。
その時に院長がイライラするとスタッフに伝わり患者に伝わる。
するといろんな部分のバランスが崩れ他のことも上手くいかなくなるのです。
失敗は成功する為に必要な情報でしかないのに、失敗すると自己否定したりスタッフを犯人にする人もいる。
しかし、子どもの時に失敗しながらも諦めずに自転車乗りや逆上がりに挑戦した様に、失敗があるから成功もあるのです。
だから、困難な状況の時も必ず「上手くいく」と自分とチームを信じ、院長が精神的余力を失わないことが何よりも必要。
この院長の精神的余力を保つためには日々の努力が欠かせません。
生活習慣と食習慣を見直しながら忙しい日常診療のなかでもメンタルの健康を保ち、精神的余力を生み出す努力を怠ってはいけないのです。
私が知る限りでは、院長が不安感情をコントロールできなくなることによってスタッフが退職したり売上が低下しています。
また、不安が強いと失敗が怖くて行動できなくなる。
しかし、本人はスタッフの退職や売上低下の原因が自分であることに気づいていないので自分以外を犯人にしてしまう。
だから、院長はそうならない様に経営者として心身ともに健康で目標達成のモチベーションを維持することが重要なのです。
そして、誰にでも起こりうる感情の落ち込みや焦り、イライラを決して院内に持ち込んではいけないのです。
さあ、先生の一日の行動をメモに書いてみてください。
それそれ、それですよ!その習慣は「緊急性は高いが重要性が低い」「緊急性も重要性も低い」のどちらかに入っていませんか?
その行動をやめれば物理的な余力が生まれますよ。
テーマ:その他
Posted at 05:00