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歯科医院を改善していく為のヒント その1 ホコリと汚れ  [2021年04月01日]
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おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
さて、今日からしばらくは会員向けブログ「歯科医院が繁盛する為の条件」をお休みして、「歯科医院を改善していく為のヒント」を書いていきたいと思います。「繁盛する為の条件」よりかなり細かい視点で患者に取って心地よい医院環境を作る為の視点について書きますので参考にしてください。
 
 
 
第1回目の今日は「ホコリと汚れ」です。
 
 
私は歯科医院の経営相談の依頼を受けて医院を見学した時、最初に見るのが「患者目線での医院の快適性」です。
 
なかでも患者だから気がつき気になる「ホコリ」や「汚れ」があるのです。
 
 
 
例えばスピットン周り。
患者は治療時に背もたれを倒され、口をゆすぐときに起こされます。
 
その時にスピットン周りのホコリや汚れが目に入るのです。
 
 
また、待合椅子のシートの汚れ、受付カウンター(カレンダーを置いたり花などを飾っている所)、入り口や待合室のガラス、靴を脱ぐ場所の床、キッズルームのおもちゃや本、カーペット、ひざ掛けなど、治療室以外にも気になる部分があります。
 
 
 
特に子育て中のお母さんは子どもにとって不潔だと感じる歯科医院には行かないと思います。
 
子どもは大人がやらない行動をして、大人が触らない場所を触ります。
 
寝ころびますし周りを触った手を口に入れたりもします。
 
だから、お母さんは他の人よりも敏感なのです。
 
 
見える部分の床だけでなく待合室の椅子の下は清潔でしょうか?トイレが清潔であることは当然ですがコロナ感染が広がっているのに布タオルをかけていませんか?スリッパの裏面はどうでしょうか?窓のサッシ、カーテン、いくらでも確認する部分はあります。
 
 
 
 
また、治療中にはドクターや歯科衛生士の顔やユニフォームが患者の顔に近づきます。
 
たまに、治療時についた汚れをそのままにして患者に接するドクターがいますが、絶対にやめて頂きたいです。
 
私は治療で汚れたら次の患者を診る前に着替えてくださいとクライアントには伝えます。
 
 
 
 
医療機関は患者に取って「菌やウィルス」が多いイメージが患者にはあります。
 
だから患者が「不潔」だと感じた時点で駄目なのです。
 
 
スタンダードプリコーションに基づいた感染対策とは別に「患者に見せる為の衛星対策」をすることが欠かせません。
 
 
 
一度、ロープレで患者役になって治療の流れ通りに動いて厳しく観察してみてください。
 
 
 
 
また、医院の清掃体制はどうなっているでしょうか?
 
清掃する場所によって頻度を変えているでしょうか?
 
当然、汚れやすい場所や患者に見える場所の清掃は毎日ですが、それ以外にも週1回の清掃、月1回の清掃・・・と言うように、毎日はしないが清掃が必要な場所をルールを決めて清掃する必要があるのです。
 
 
 
また、事業者に定期清掃を依頼している医院のスタッフの衛星意識は低い傾向があります。
 
医院の衛生管理のセルフケアをしっかりしてれば事業者はプロケア部分に徹することができますが、医院のセルフケアが出来ていなければ事業者はセルフケア部分もカバーしなければなりません。
 
 
先生の医院スタッフはもうすぐプロケアが入るからとセルフケア部分の手を抜いていませんか?
 
そんなスタッフは明日も患者が来院して医院の衛星状態を視られるということが分かっていません。
 
 
 
事業者にセルフケア部分までカバーしてもらおうとする考え自体が間違っているのです。
 
 
そういう人はきっと他の部分でも手を抜くので、患者満足と歯科医療の質を下げることになるのです。
 
 
 
 
掃除は教育です。
 
やるべきことを手を抜かずにやり切る「考え方」と「行動力」を育てるのです。
 
 
診療終了後にテキパキと片付けや掃除ができる医院メンバーは他のことをやってもテキパキとしています。
 
だから成長できる。
 
逆に掃除機のヘッドを壁や椅子にガンガン当てる掃除をしている歯科医院では診療においても「雑」であることが多いのです。
 
 
そして、掃除は治療と同様に医院にとって大切な「商品」なのです。
 
 
 
 
さて、先生はどういう方針をスタッフに伝え、ご自身はどうされますか?
 
 
「院長が一番汚して片づけていません」というスタッフの声が聞こえてきそうですが・・・(笑)
 
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