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◆歯科医院経営ブログ

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小規模歯科医院の経営改善大作戦!  [2020年12月11日]
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おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
今日は小規模歯科医院(ユニット2~3台)の歯科医院が経営を改善する方法について書きます。
 
今回は歯科衛生士がいない医院のケースです。
 
 
 
先ず重要なのは「新患」です。
 
売上を上げる人は院長だけですのでう蝕治療やデンチャーの新患は重要になります。
 
歯科衛生士がいないということは定期管理の患者を沢山はキープできません。だから新患は重要になるのです。
 
 
 
広告などの新患と紹介の新患を含めて月30人は欲しいところです。
 
紹介新患が少ない場合にはホームページや看板、地域情報誌などを活用することが生命線です。
 
 
 
まずは「診療圏」を決めてください。
 
都市部の駅前なのか地方の郊外なのか、公共交通機関や自動車文化があるかないかで診療圏の広さは変わります。
 
そして、所有する治療コンテンツの「強さ」でも診療圏の広さが変わるのです。
 
 
 
診療圏は決まっているものではなく自分で戦略的に設定するもの。
 
だから、診療圏が明確にならないと「広告」「口コミ」の活用方法は決まりません。
 
また、市町村の中心部にあるのかそれとも端っこにあるのかでも戦略は変わります。
 
 
 
 
実際に今来院している患者がどこからどんな方法で来ているのかを調べましょう。
 
診療圏は「円」ではありません。どこかの方向が広いはずです。
 
 
 
 
診療圏が明確になれば比較的来院患者が多い地域を重点地区として考え、広告と口コミ対策で新患を増やすのです。
企業内で口コミが発生している場合には企業内で来院する患者を増やすという方法もあります。
 
大きい歯科医院は物量作戦で広告を使いますが、小規模歯科医院は広域に広告を打つのではなくピンポイントで新患を取りに行くのです。
 
 
私がリスティング広告を出す地域を設定するとしたらピンポイントで広告を出し口コミを発生させる方法を考えます。
看板も出す場所と内容を工夫すればピンポイントの患者層を集めることが出来ます。
 
広告内容は大きな歯科医院と被らない内容にする必要があります。
尖っていないと注目されることはないのです。
 
集める患者層も「子育て中の母子」「元気なお年寄り」など対象を絞ることが必要です。
 
 
 
 
ちなみに小規模歯科医院が磨くのは一つの治療コンテンツ(自費)です。
 
コモディティ化しているアライナー矯正には手をだしてはいけません。
地域で特定の治療コンテンツを武器にしている強い歯科医院がある場合もその治療コンテンツは避けた方が良いと思います。
 
大型歯科医院、強い歯科医院がやる事を真似しても患者はそちらを選ぶからです。
 
 
もちろん、治療技術全般のレベルアップは必要ですが得意分野の自費治療で患者を集めなければなりません。
 
他の歯科医院では駄目で先生の医院でないといけない理由をつくらなければならないのです。
 
 
 
 
また、患者を満足させ歯科医院経営として成立させるのには「診断→治療計画→治療提案→治療技術の発揮」の流れを強化しなければなりません。
 
 
 
「歯冠修復及び欠損補綴」の平均点数は年々低下しています。
 
だから患者の為に「効果が高い治療」を提供できることが必須となるのです。
 
院長の技術力や提案力が向上するにつれて患者単価は上がっていきます。
 
う蝕治療が中心ならばそこは無視できないのです。
 
 
先生の医院の治療単価や実日数の数値は管理しておいてください。
 
 
 
もちろん、保険治療だけでは厳しいのですが治療効果が高くないケースで自費治療を勧めるのはどうかと思います。
 
逆に患者にとっての治療効果が高いのであれば自信をもって自費治療の提案をしてください。
 
 
 
 
経営面だけを考えれば徹底的な効率診療もあるのですが、歯科医療としては??だと思います。
 
やはり、治療技術を磨いて提供する付加価値に見合う報酬を患者から得ることが必要。
 
その為には適正な評価と報酬を得られない保険診療だけでは難しいのです。
 
 
 
これから乗降者数が多い駅前や人口が多い住宅地には強い競合が進出してきます。
 
だから、強い歯科医院が手を出しにくいニッチな分野を見つけてくださいね。
 
磨く技術は一つです。
 
くれぐれもあちらこちらに手を拡げることがないように注意してくださいね。
 
 
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