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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院における歯科衛生士の”あり方”を考えてみた  [2020年11月28日]
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おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
いまの時代において歯科衛生士が果たす役割は益々重要になっています。
 
 
歯周病の患者が増え長期管理が重要視されるようになっているからです。
 
 
 
しかし、女性の割合が多く結婚・出産・育児・介護などのライフイベントにおける負担が大きい彼女たちが、それを乗り越えて生涯歯科衛生士として輝くことは簡単ではないのです。
 
 
 
 
院長には患者の長期管理と併せてもう一つの大きな役割があります。
 
それはスタッフの長期雇用、その中でも歯科衛生士の長期雇用をどうやって実現するのかということです。
 
 
 
その理由は「臨床経験」です。
 
 
ドクターと同じく技術職である歯科衛生士の技術や知識も一朝一夕では身につきません。
 
最近では育休を取得して戻って来れる歯科医院も増えてきましたが、歯科医院全体から見ればほんの一部、まだまだ少ないのです。
 
 
そんな彼らを歯科医療従事者として対等な存在にまで引き上げる為には、彼らの努力だけに任せていてはいけない社会的な背景があるのです。
 
 
 
 
一方で、歯科衛生士としての自覚も求められます。
 
ライフイベントを乗り越える為の医院環境の整備は院長に求めながらも、自分達でそのポジションをどうやって引き上げるのかという視点が必要なのです。
 
 
 
理想のチーム医療は歯科医師と歯科衛生士と歯科技工士がプロフェッショナルとして対等な「治療計画」を設計し実行できるのかにかかっている。
 
もちろん、治療計画は歯科医師しか立てられませんが歯科医師にはない視点を補う為に両者の存在は欠かせないのです。
 
 
 
歯科医院でも院長が歯科衛生士や歯科技工士をプロとして対等に扱うかどうかで、彼らの目の輝きや責任感は大きく変わります。
 
だから歯科衛生士にアシストばかりやらせている(新人時代を除く)歯科医院の話を聞くと悲しくなるのです。
 
 
 
 
先ずは、人生の先輩でもある院長が彼らを導かなければならない。
 
 
「結婚しても出産や育児をしても、また、親の介護をする期間があっても、また、戻って歯科衛生士としての仕事がしたい」
 
そう考える歯科衛生士を育てなくてはならないのです。
 
 
 
経営面においては院長としての覚悟が求められます。
 
育休中や介護休暇を取得した歯科衛生士が戻って働ける場所を準備していかなくてはならないからです。
 
院長のご苦労が並大抵ではないことを私は知っています。
 
 
 
それでも産休に入る歯科衛生士に「ぜったい戻ってきてね」と言える院長が経営者としてカッコいい。
 
そう思うのです。
 
 
 
 
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