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おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院で勤務ドクターが上手くいく為に必要な要素は決まっています。
今日はそのことについて考えてみたいと思います。
まず、勤務医時代には自分の核となる治療技術を徹底的に磨くことが必要です。
全般的にそこそこ出来るでは駄目なのです。
特に外科が出来るようになると院長は助かります。
勤務ドクターが開業して売上1億円を超える為にも勤務医として年収1000万円を超える為にも、武器がなければ話になりません。
ドクターが勤務先で上げている売上は実力ではなく院長ブランドによってもたらされていますので勘違をしてはいけません。
自分で上げる売上は年収の5倍を超えることを目指しましょう。
患者にとって最適な補綴物を提案すると自費の売上も増えていきます。
患者に最適な提案ができるよう、
①治療技術
②治療計画立案力
③提案力
を高めましょう。
自分の実力を高めるなら、自分が担当した患者の「離脱率」を下げ、「紹介患者」を増やしましょう。
もちろん、患者とって治療効果が高い補綴物の選択や歯周治療への移行においてもドクターの果たす役割が大きいことを自覚しましょう。TCや歯科衛生士に頼り過ぎていては実力をつけることは出来ません。
臨床は何よりも大切です。
自分が学びたい分野の技術を身につける為に、積極的に学術セミナーに参加しましょう。
そして学んだことを臨床で使うこと、そしてその技術によって売上を生むところまでやりきりましょう。
多くの院長のお悩みは「学術セミナーに行かせて必要な器具などを揃えてやっても使っているのを見たことがない」って知っていますか?
キャリアプランが不明確な勤務ドクターも多い。
私は勤務ドクターのキャリアプランの明確化(コーチング)にも関わりますが、進むべき方向で迷っていることも多いのです。
院長が聞けない「先生は開業する気はあるんですか?」ということも聞きますよ(笑)
若い先生の中には学生気分が抜けないドクターもいます。
「同期が勤務している先では〇〇をさせてもらってるのに、うちではやらせてもらえない」って話を聞くとガッカリします。
いやいや、自分でセミナーに参加して技術を学び練習して、その練習の成果を院長に見せて「やらせてください」とアピールしなきゃ駄目でしょ。
学校じゃないんだから(学校でも出来ませんが・・・)。
院長に認められる前にベテランスタッフにも認められることが必要ですよ。
彼らは治療技術がおぼつかない勤務ドクターに大切な患者を任せたりしませんから。
ベテランスタッフから「先生、〇〇の治療お願いしても良いですか?」と今まではお願いされなかった治療を依頼されることが先ずは必要です。
もちろん、開業を目指されるのならば経営の勉強も不可欠です。
いろいろな先輩院長と交流し、診療を見学させてもらって学んでください。
そうそう、どの収益モデルを選択しどの場所を選ぶのかは開業においてかなり重要です。
開業した段階では経営の実力は低いので、もちろん「マーケットイン」の考え方で成功モデルをモデリングすることから入ります。
初めから「プロダクトアウト」の考え方で成功できる院長は2%程度しかいないので「守・破・離」の原則は守ってくださいね。
サラリーマン的にどこかの歯科医院に勤務して、先生が望むキャリアプランを手に入れることは不可能です。
スタッフと仲良くするドクターではなく、スタッフから尊敬されるドクターを目指してくださいね。
そうそう、勤務ドクターとして「遣り甲斐」と「収入」の両方を得られる歯科医院も出てきていますので、勤務ドクターとして生きていくのも一つの選択肢だと思います。
テーマ:その他
Posted at 05:00