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おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
院長が提供する歯科医療の質を向上させるのに必要な診断機器などの設備投資。
今年(今期)は何を目的として何に投資されたのでしょうか?
設備投資には、
①家具・内装の補修など、経営改善の効果がないもの
②経営改善効果はないが診断機器など医療の質を向上させるもの
③増築など、患者数の増加が予定できるもの
④上手く使えば経営改善に繋がるもの
があります。
そして、どの様な設備投資であっても「資産」として計上されるのであれば減価償却をしなければならず、医院の収益に影響を及ぼすのです。
だから、院長は「資産購入=収益を増やす計画の実施」で考えなければなりません。
購入された診断機器は別に利益を増やさなくても良いのです。歯科医師としての信念からどうしても必要なものもあるでしょう。
しかし、そのことと経営は別です。
数字(貸借対照表、キャッシュフロー計算書)で医院の成績表が出される以上、収益性を高めなければ先生の医院の未来はないのです。
私のブログをお読み頂いている先生は、
「減価償却費が増える=税金が減る」ではなく「減価償却費が増える=キャッシュが減る=利益を増やす対策が必要」でお考え頂いていると思います。
現在では、医療機関の節税方法は殆ど封じられてしまいましたし、節税に捉われていると経営は上手くいかない。
経営としても資産(評価額)が少なくて経常利益が多い方が経営効率が高いのです。
では、先生の医院ではここ5年の間に購入した資産によってどれだけの収益が増えてるでしょうか?
フリーキャッシュフローはどうなったでしょうか?
設備投資資金を回収できているのかを検証する計算法がありますので会計事務所に計算を依頼してみてください。
設備投資に見合った収益が得られていない状態で次の設備投資をすれば更に収益が上がりにくい経営体質になります。
「設備投資=回収する経営計画(数値計画)作成」
を習慣づけることが出来る院長と、できない院長で未来が変わるのです。
漠然と、収益が増えるだろうと期待するだけでは結果を出せません。
ご注意くださいね。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00