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おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私は経営相談を受けると、
「先生は3年後、5年後どんな医院を作りたいんですか?」と聞くようにしています。
クライアントが辿りつきたい場所に道案内することが私の仕事だからです。
でも、この「辿りつきたい場所」が漠然としている院長もおられる。
どうしても辿りつきたい場所が見つかると、そこに辿りつく方法を考え、計画を立て、仲間を集め、仲間と協力しながら辿りつく為の努力を継続する動機が生まれる。
辿りつきたい場所が近ければ「辿りつける」という確信が持て辿りつけば自信となるが、そこに到着すれば辿りつきたい場所は消えてしまう。
ただし、辿りつきたい場所が遠ければ「自分の力ではどうせ辿りつけない」と思ってしまったり、「まだ努力をしなくてももう少し先に頑張れば間に合うだろう」と頑張らなくなる。
また、地図を見ながら計画を修正して進まなければ迷子になってしまう。
だから、遠い場所に辿りつきたいなら、その途中に何箇所かの辿りつきたい場所を決めることが必要になる。
現在地を確認し目的地との距離を計算して、その距離を何日で何km埋めるのかを明確にしなければならない。
また、そこに辿りつく為に必要な道具や服装、食糧の準備が必要になり、似たような場所に辿りついた経験がある人から辿りつき方を教えてもらわなければならない。
遠い場所にまでいく為に「もう無理~」と挫けそうになる仲間を励まし、あなたが誰よりも努力をし、仲間とともにそこに辿りつく為の体力と技術、そして知力を向上させなければならない。
そして、「そこに辿りつけば理想の自分と出会える」と仲間とワクワクし続けなければ、道の途中に仕掛けられた落とし穴に落ちてしまうという先人の教えを忘れてはならない。
これが先生が理想の場所に辿りつく為の方法です。
①どうしても辿りつきたい遠い場所の決定
②地図を見て辿りつきかたを決める(歩く?自動車?飛行機?)
③情報収集
④そこに至る迄の中継地点設定(キャンプする場所)
⑤辿りつく為の計画(1日、何km進む?)
⑥辿りつきたい場所に行く為の道具などの準備
⑦コーチによるトレーニング(技術、体力、知力)
⑧「現在地」「目的地」「差」「埋め方」を明確にする
⑨計画の進捗状況の確認と計画の修正
⑩目的地に辿りつくまで試行錯誤を続ける
を院長は段階的に準備できるのか?で決まるのです。
「医院も大きくなってきたし、もうこれ位で・・・」
「最近、疲れているから少し休まないと・・・」
「まあ、生活で困ることはないので」
「友達は休日に遊んでいて楽しそう、私ももうそろそろ・・・」
自然に湧いてくる感情に先生がどういう答えを出すのかだと思います。
いえいえ別に途中で止めてしまっても、その結果を受けとめれば良いのです。
誰も止めてはくれません。
どうしても辿りつきたい「理想の場所」は、本当はなかったというだけですから。
Posted at 05:00