歯科医院経営コーチの森脇康博です。
「カウンセリングを変えたいんだけど・・」と院長がスタッフに相談すると、
「今は無理です」
「それはもっと大きい歯科医院がやることです」
「人手が足りないので人が入ってから・・・」
と必ずといって”出来ない理由”が返ってきます。
人間の脳は大きな変化を嫌うので、ストレス反応としてそれを避けようとする(闘争逃走反応)のはある意味自然なのです。
これは院長も同じ。
でも小さいチャレンジを日々続け日常的にストレスを乗り越える習慣がついている歯科医院のスタッフは逃げません。ストレス耐性ができているので変化に強くなっているのです(チャレンジ反応)。
重要なのはこれらの反応がパターン化すること。
変化から逃げる人は逃げることが習慣になっている。不安を感じながらも新しいチャレンジをする人はレジリエンス(逆境力、対応力)が高い。
変化が苦手な院長のもとでは変化に強いスタッフは抑圧されるし、変化に強い院長のもとでは変化に弱いスタッフの評価は低い。
でもどちらの院長にも共通するのは「責任は相手にある」と思ってしまうこと。
そしてその瞬間、問題解決への道は閉ざされてしまう。
不安を感じながらもストレスを乗り越える為に必要なのは、
「乗り越えなければならない理由」であり、
「何が何でも乗り越えて実現したい夢やビジョン」。
です。
実現したい歯科医療が明確な院長は立ち止まることはないし、経営的に追い込まれた院長も頑張るしかない。
ではその中間にいる人達は??
残念なことにいまの日本は中間層が貧困に落ち始めている。
もしかしたらこれから経営の危険度が一番高いのは、院長にそこそこの収入がある中間層なのかもしれない。
先生には不安を乗り越えて行動を続ける理由がありますか?
そしてその理由は周りにいる人達を鼓舞しますか?
「今は無理です」を「まずは実行してみます」に変えれるか。
それによって未来は変わります。
「院長は自分から提案しても自分が最初に止めてしまう」
これってスタッフにとっての”院長あるある”だって知っていましたか?
すべては院長がストレスを乗り越えて挑戦する姿勢をスタッフに見せるところから始まります。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 07:19