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◆歯科医院経営ブログ

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中規模歯科医院で苦戦する院長が増えている  [2020年02月06日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
「総資本回転率=売上高÷総資産×100(%)」
 
「総資本経常利益率=経常利益÷総資産×100(%)」
 
ってご存じでしょうか?
 
 
簡単なので前回の確定申告書類から一度計算してみてください。
 
そして、今年度の確定申告(決算)が終わったらまた計算して欲しいのです。
 
 
 
総資本回転率は「総資本(資産)が医院の売上(経常利益)を生むのに効果的に活用されているか」を見る数字です。
 
例えば高額な設備があっても設備が売上(経常利益)のアップに貢献していなければ総資本回転率は1回転を下回ります(医院の贅肉が多い)。
 
 
 
小規模歯科医院であれば少ない資本で回転率を上げ売上を生み出す必要があります。
 
大きな歯科医院の院長は戦略的投資が得意な方が多いので「そんなの当たり前」だと思われるでしょう。
 
院長は設備投資でマイナスになった投資キャッシュフローを、設備投資によって増えた営業キャッシュフローで回収できたのか(フリーキャッシュフローが増える)を確認しなければならないのです。
 
 
 
例えばリフォームなどの判断も同じです。
設備投資やリフォームなどによって患者が増えることはありますが、投資資金を回収するにはハードだけでは駄目なのです。
 
 
 
 
それなりに設備は整っているが売上も経常利益も増えていない中規模歯科医院(売上1~2億円程度)が増えています。
 
所有している資産を活用できていない。
 
売上と比較して設備や人員が過剰なので経費負担が多くキャッシュが残らない。
 
そしてまだ保険治療売上の比率が高いので金属高騰が追い打ちをかけているのです。
 
 
 
 
もちろん、その状況を抜出すには所有する設備を活かすこと、一緒に働くスタッフと目線を合せてソフト面を強化することです。
 
歯科医院経営を改善していくには経営の定量的管理が不可欠です。
 
院長の経営感覚でやっていけた時代は過ぎ去っているのです。
 
 
 
 
 
 
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