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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院に必要な”問題解決力”  [2019年09月28日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
 
私は歯科医院経営コーチと名乗っています。
 
 
一方、経営コンサルタントとして活躍される方もいます。
 
双方は何が違うのでしょうか?
 
 
 
 
歯科医療に例えればコンサルタントは治療です。
 
一方、経営コーチはむし歯や歯周病にならない方法を身につけてもらう為の指導が仕事なのです。
 
 
 
 
コンサルティングをされている方の仕事は問題解決提案と解決支援。
 
依頼された問題やその他の問題をコンサルタント自身が発見し解決するのです。
 
導入するべき成功事例がありモデリングによって落しこみます。
 
 
 
一方、私がおこなう経営コーチングでは問題発見や問題解決提案もおこないますが、問題を院長やチームメンバーの力で解決できるようにサポートするのです。
 
 
 
まずは、経営資料を預かり経営診断をします。
 
そして、早急な経営改善が必要なら短期的対策を優先しておこなう。
 
 
この場合は外部マーケティングが中心。
 
看板やホームページなどの認知対策や新患が増えるよう、コンバージョン対策をおこないます。
 
治療コンテンツの収益性に問題があれば改善提案もしますし、経営の分析方法が間違っていれば修正もしていただきます。
 
 
 
 
そして次は院内の改善です。
 
 
ホームページを見た患者がガッカリしない様に、院内を歯科医療にとって患者にとっての理想空間に変えなければなりません。
 
 
この段階で医院ステージが高い歯科医院にはコーチングを使うのです。
 
 
「皆さんが患者から支持されている理由は何ですか?」「皆さんはどんな患者に喜んで頂きたいのですか?」
 
 
こう質問しても多くの場合には的確な答えは返ってきません。
 
 
 
 
コーチングの場合、コーチは答えを持っていません。クライアントの中に眠るPresence(信念・価値観)を引出し質問しながら、クライアントが自力で目標を達成出来る様に導いていくのです。
 
 
 
コンサルタントはクライアントに答えを教え自分で計算しますが、経営コーチは問題の解き方を考えてもらったり教えたりしながら、計算問題の解き方を身につけてもらうことが仕事です。
 
 
 
私が問題を解決してしまった方が効果的だし早いのですが、それではチームの問題解決力は育たないのです。「緊急で重要な問題」は問題提起をし解決支援もしますが、「緊急ではないが重要な問題」は自分達で解決できるように導くことを心掛けています。
 
 
 
もちろん、院長やチームメンバーの中にまだ答えがないと感じればコーチングでは効果が薄いので、ティーチングから始めなければなりません。
 
 
 
 
これらはスタッフ育成においても同じです。
 
 
対象スタッフの問題になっているスキルが、
 
①ティーチングの段階
②コーチングの段階
③教えて任すの段階
④任せ切るの段階
 
のどの段階にあるのかを判断できなければ、効果的な育成はできません。
 
スタッフも
①自分で問題を見つけ
②自分で解決方法を考え
③自分で解決に取組む
④成果を検証して次の問題を見つける
 
というステップを繰り返しトレーニングしなければ育ちません。
 
 
院長が問題を見つけ院長が解決を指示する。それを繰り返すことで指示待ちスタッフは生まれていくのです。
 
 
 
院長やスタッフが問題解決の為に「答え」を私に求めるお気持ちはわかります。
 
でもそれは「痛み」だけを取り、短期的な解決を求める急患と同じなのです。
 
 
 
患者が正しいセルフケアを身につけてこそプロケアが活きる。
 
 
だから、私がやっているのは歯科医院が予防を大切にする患者を増やすことと同じです。
 
 
 
例えば以下のような医院では問題解決力が育っていません。
 
・スタッフの退職が多い医院
・院長がスタッフへの不満を持ち続ける医院
・スタッフのやる気を感じられない医院
・紹介で患者が増えない医院
・患者が予防に移行しない医院
・キャンセル、治療中断患者が多い医院
・自費治療を希望する患者が増えない医院
 
院長はてっとり早く解決できる「答え」を探してきた為、問題解決力が育っていない。だから次々に起こる問題を自力で解決できないのです。
 
 
 
面倒くさいが省いてはいけない第二象限の作業。
 
それを軽視していると、組織の成長とともに歪が大きくなっていくのです。
 
そして、売上にも影響が出だす。
 
 
院長がそのことに気づかずに短期的な経営対策だけを重視することは急患の思考と同じ
 
 
未来がどうなるのかは言わなくても分かりますよね。
 
 
 
 
 
 
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