歯科医院経営コーチの森脇康博です。
三方よし経営における”スタッフよし”とは、
歯科医療従事者として人として成長できる環境を創ることです。
人は本能的にストレスを避けようとします。
しかし、成長に必要なストレスを避けて生活をすると更にストレスに弱くなっていくのです。
スタンフォード大学でのストレス研究によって、
成長ストレスに立ち向かった場合は若返りホルモンと言われるDHEAやβエンドルフィン等が分泌され、ストレス耐性が強化される(チャレンジ反応)。
一方、必要なストレスを避けたり逃げ続けるとストレス耐性が弱まります。ストレスによって副腎皮質からコルチゾールやアドレナリンが分泌され、一時的には対応できるのですが、コルチゾールの分泌が過多になると免疫が弱る等の問題が発生するのです(闘争逃走反応)。
そして、問題なのはストレスから逃げていると脳の認知行動パターンが固定化され、チャレンジする意欲を無くしてしまう事です。
歯科医院においてスタッフがチャレンジ反応を起こすには、適切な目標の設定と目標達成の支援が仕組みとして存在することが必要です。
現代社会ではストレスを一括りにして悪者と扱ってきたため、レジリエンス(逆境力)が弱い人が増えています。
だから、そういった人を採用してしまった場合には、負荷をかけ過ぎると退職してしまうのです。
スタッフのキャラクターを分析し、本人同意の上で必要な量の成長負荷をかける(無理やり同意させても自分事にはならず効果はありません)。
スタッフ良しとは、スタッフが歯科医療従事者のプロに成長し、これから迎える厳しい時代を乗り越えていく力を身につけてもらう事であり、それによって稼ぐ力を身につけてもらうことです。
どこに出しても恥ずかしくない歯科医療人を育てるのです。
”スタッフ良し”とは決して、スタッフの待遇面だけを改善することではありません。
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テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00