歯科医院経営コーチの森脇康博です。
先日、こんな話をしていました。
「やはり素直にアドバイスを取り入れて実践する院長が一番上手くいくね」
どういう事でしょうか?
専門家からアドバイスを受けた時、多くの院長は自分の価値観や知識に照らしてそれを評価しようとします。
そして、自分の価値観に合う部分だけを採用するのです。
院長に専門家に負けない位の知識や経験があればそれでも良いのですが、知識や経験がないのに自分の気に入った部分だけを取り入れると高確率で失敗します。
例えば人が商品を購入する流れは大まかに
①認知
②関心
③検索、情報取得
④比較・決定
⑤購入・利用
⑥リピート
⑦口コミ・紹介
となります。
専門家の商品パケージはこれらの流れを計算して設計され、効果が出る様になっているのです。
だから、一部だけ切取って採用しても効果は出ないのです。
上手くいく院長は専門家のノウハウを素直に取り入れすぐに実行に移し、上手くいかない院長は決断できずに時間が過ぎて、行動したとしても一部だけを採用するので上手くいかないのです。
そしてこう言います。
「このノウハウは役に立たない」
上手くいかないのに自分のやり方に固執するのも、このタイプの人達です。
実践しないで評論ばかりしているのです。
ノウハウコレクター、
勉強会には積極的に出向くが一向に実践しない人のことを言います。
勤務ドクターにもノウハウコレクターが多くいます。
でも、「学んだことを実践しないなら学ばないのと同じ」です。
学んだことをそのまま素直に実践することが成功への近道です。
「守・破・離」の原則は正しいのです。
あと、経営のノウハウは人を選びます。
自分のステージ、医院ステージに合ったノウハウを取り入れないと上手くいきません。
しかし残念ながら医院ステージに合わない経営対策をする院長が多いと感じています。結果、無駄な設備投資をして成果が出せずにキャッシュフローを悪化させる。
経営のトレンドを追えるのは一部の歯科医院しかないのです。
専門家を信頼できるなら、そのままの形ですぐに実践する。
とても大切です。
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テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00