歯科医院経営コーチの森脇康博です。
付き添いで病院へ行きました。
すると診察開始と同時に病院の電子カルテのシステムがダウン。
カルテ情報が見れなくなったとの放送がありました。
こんな時にこそ、その人が持っている対応能力が試されます。
婦長さんが私たちに向かって、
「電子カルテシステムのサーバーがダウンしました。申し訳ありませんが、本日検査の方も一旦診察室に入ってから検査を受けていただけますよう、よろしくお願い致します。」
患者ひとり一人の治療内容や前回の話をドクターが覚えていられる規模の病院ではありません。
診察室に入ると「今日はどんな治療で来られましたか?」という質問があり、ドクターは話を聴きながら、カルテ番号を入力して保存されているX線画像を直接探します。
そして、X線写真を見るとある程度思い出す様で(ドクターあるある)、その後は会話がかみ合う様になりました。
当然の様に、点数を手計算する訳もなく、次回にまとめて支払うことで案内されていました。
予約の患者がドンドン来院し、待合室は騒然としていました。
そんな中でも、全力で動きながら、
①患者さんと接する時にはスピードを落とし
②笑顔で会話をしながら
対応されていたスタッフがおられたことに感心しました。
結局、診察を終えて外に出るまで、あっちこっちで「電子カルテのサーバーがダウンしまして・・」という会話や、「保険証はお持ちですか?」「今月に来ているけど・・・」という会話などが飛び交っていました。
これから将来に向けてデジタル化が進むでしょうから、そういったリスクマネジメントも必要になっていくと感じました。
テーマ:その他
Posted at 17:00