歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院には様々な患者がやってきます。
社会の流れはどんどん高速化しています。デジタル化も進んでいますが「進歩についていけない」世代も多いと思います。
その代表がお年寄りです。
バリアフリー化をされている医院は多いと思いますが、患者の誘導方法や介助、声のかけ方、声の大きさ、話すスピード、話しかける角度、治療説明方法、治療の進め方はどうでしょうか?
お年寄りひとり一人はどういう手段で来院するかを把握されていますか?
バスを使っておられるならバス停からの距離や、バスの時間などを考慮してアポイントの時間や来院回数に配慮していますか?
これから65歳以上の患者の割合が増えていきます。
最近の65歳はとても若いのですが、75歳以降になると配慮することも増えていきます。
患者が不便そうにしていたら治療の合間や診療終了後に皆で話し合って改善する。毎日の改善の積み重ねが大切です。
「今日の診療でどなたか不安そうだったり、不便そうにされていたお年寄りの患者さんおられませんでしたか?」
終了ミーティングで毎日質問をして数人を指名すると、次第にスタッフは患者の困りごとに焦点が合う様になっていきます。
患者全体で考えると見えないことも、対象を絞って観察し考えてみるといろんな改善点が浮かんでくると思います。
大切なのは、見つかった改善点をチーム全体が当たり前の様に実践できる様に工夫することです。
デジタル化が進む時代だからこそアナログにも拘る。
ミーティング(OFFJT)だけではなくOJTの活性化が医院進化のカギであると言えます。
テーマ:接客接遇、ホスピタリティ
Posted at 05:00