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◆歯科医院経営ブログ

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一度医院の収益構造を確認し再マネジメントしてみる  [2018年11月24日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「医院の収益構造の確認」です。
 
歯科医院経営では変動損益計算書ばかり見ていないで、キャッシュフロー計算書(個人でも工夫して作成されたいます)や貸借対象表を重視するべきだと以前書きました。
 
特に貸借対照表は医院のお金が何に変わりどれだけの付加価値を生んだのかが現れるからです。
 
 
 
税理士さんからもらう「確定申告書」を開けたことがない(笑)という院長も多いでしょうから簡単に説明したいと思います。
 
 
 
例えば「利益」はどうやって計算するでしょうか?
「売上ー経費=利益」ですね。
 
 
では、「経費」とはなんでしょうか?
 
一般的には材料費と技工費が「変動費」、人件費や光熱費、通信費などが「固定費」です。
 
 
 
では、治療コンテンツごとにどれ位の経費がかかっているかを考えたことがあるでしょうか?
 
多分、計算する時は直接の治療時間や何人が関わっているかで固定費を配賦すると思います(計算する必要はありません)。
 
 
しかし、実際にはその治療の準備にかかった時間や待ち時間、カンファの時間、手直しの時間、治療材料の在庫、自費アポの空枠なども「コスト」なのです(活動基準原価計算)。
 
 
 
例えば「オペ専用室」はどれ位稼働していますか?
「VIP室」はいかがでしょうか?
 
矯正やインプラントで外部から招いているドクターのアポ枠は埋まっているでしょうか?
 
まさか高額な治療材料をまとめて在庫してはいないでしょうね。
 
 
例えば40万円の自費治療で材料費等が20万円だとしても「儲け」を生んでいるとは限らないことを認識されていますか?
限界利益=40万円ー20万円であっても、儲け=40万円ー20万円で考えてはいけないのです。
 
 
先生が採用した勤務ドクターやスタッフも、治療設備も、治療コンテンツも、どういうマネジメント(資源の配賦)をして、どういうオペレーションを組むのかは経営者である院長の役割です。
 
それによって、貸借対照表から生み出される付加価値と、再投資の資金が変わってくるのです。
 
長い間診療をしていると、いろんな改善への取組みをされると思います。当然、必要なものが多いのですが、
 
①経営の視点
②医療の視点
③患者の視点
から点検すると、無くしても差し支えがないことが見つかります。
※多くは院長のこだわりのなかに存在します。
 
それを見直して、目的達成の為に流動化させ再投資するのです。
 
そのことによって先生の船の推進力は大きく改善されます。
 
 
年末までにマネジメント(資源の配賦)について見直しをされることをお勧め致します。
 
 
 
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