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◆歯科医院経営ブログ

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10年後の歯科医院経営と地域環境の変化  [2018年11月14日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「10年後の歯科医院経営と地域環境の変化」です。
 
これから10年間の歯科医院経営を考えた場合、一番恐ろしいのが若者人口の減少と都市部への流出だと私は考えています。
 
先日、Facebookに東京圏への人口流入についてアップしましたが、政令指定都市や中核都市から流出しており、その多くが若者です。東京圏へ流出する理由は①大学②就職なのですが、それによって東京圏以外の地域の地域経済を支える生産年齢人口と消費人口が先に減ることになります(東京圏も遅れて減少します)。
 
 
また、先生は生活必需品以外をどこで買っていますでしょうか。いつの間にかインターネットで買う機会が増えていませんか?消費者がインターネットで買い物をすればするほどECサイトは発展し、消費者の興味はECサイトに移っていきます。日本のECサイト市場は15兆円程度ですが、これから更に増えていくと思われます。
 
そしてEC市場は中国などの海外の方が発展しており、このままでは小規模事業者が多い日本の市場を奪われる可能性が高いのです。
 
 
 
最近、セミナーや教育関連でもインターネット化が始まっていますし、将来的にはマイナンバーアプリが登場しますので、行政関連の書類もコンビニでプリントアウトできるかもしれません。行政機能のダウンサイジングも始まっているのです。
 
 
 
働く人の環境も変わってきています。
 
出張しなくても、東京本社と大阪支社、福岡支社、シンガポール支社やニューショーク支社の社員がいつも巨大モニターに映し出されており、モニターを通してコミュニケーションが取れるし会議もできる、ということがすでに実現しています。
 
在宅勤務も増えていくでしょうし、「販売」をインターネットで出来るのであれば、「小規模店舗」が不要です。営業マンが靴を擦り減らっして電車やバス、車に乗る機会も減るでしょう。
 
「遊び」「体験」のインターネット化も進んでします。オリンピックの新種目「eスポーツ」は海外では巨大な市場になっており、若者を中心に遊びや体験を仮想空間でおこなう人が増え始めています。
 
いま、テレビのニュースでやっていましたが「AIアナウンサー」がニュースや天気予報を伝え始めているそうです。
 
 
 
 
10年後、自動運転のトレーラーは物資を運ぶために隊列を組んで高速道路を走っているでしょうか?
 
ドローンによる宅配はどれ位拡がっているのでしょうか?
 
インターネット上の「デジタルお墓」が主流になっている??
 
キャッシュレス化が達成されて高額紙幣は廃止されている??
 
地方銀行の合併によりメガバンク化している??
 
小中学校は段階的に廃止され、自宅でインターネット授業を受けている??
 
?????
 
「風が吹けば桶屋が儲かる」的にイメージすれば「リアルな環境」がかなり影響を受けることが予想されます。
 
そして、インターット化が進めば「購買行動」だけではなく、地域の人達の生活動線が変わるのです。
 
 
 
 
 
 
歯科医院経営の10年後を予測していますか?
 
 
 
10年後、すなわち2025年問題を過ぎた2028年です。
 
人の移動が減っていく社会。「付加価値の創造」の一部はインターネット空間に移行していきます。
 
先生の歯科医院の前をどれだけの人や車が行きかっているでしょうか?
 
患者が近くを通らなくても来院してくれる医院の魅力を創れていますか?
 
 
交通インフラはどうなっている?
 
 
デジタルデンティストリーの10年後をどう考えられますか?
 
AIは「診断補助」などの領域にどれだけ入っているのでしょうか?
 
治療ロボットは?
 
 
 
10年後、保険医療制度はどうなっているでしょうか?
 
混合診療は始まっている?
 
歯科医院数は増えている?減っている?
 
医療機関の更なる大型化が進む?
 
歯科医療ニーズはどう変化している?
 
 
スタッフの雇用は何歳まで?
 
 
10年後、地域住民に支持されている歯科の収益モデルは?
 
 
アジアで拡がる平安グッドドクター」の様なものは10年後までに日本で承認され、根づくでしょうか?
 
 
これらはホンの一部の変化ですが、これらの変化が地域住民の生活動線にどういう影響を与え、10年後の開業地域がどう変化していくのかを院長は予測しておく必要があります。
 
 
私はこれらの地域環境の変化に国の政策や規制緩和などを加え変化を予測し、10年後に向けて医院をどう変化させていくべきなのかを、クライアントの院長に提案しているのです。
 
 
組織は一気には変わりませんし、治療コンテンツもすぐには育ちません。
 
何よりも「新しい価値の提案」を患者が喜んで受入れ、口コミによって拡げていくには、スタッフと一体となった取り組みを今から進めなくてはならないのです。
 
 
さあ、院長として「どちらの方向に」「どれ位」舵を切りますか?
 
 
 
 
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