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院長の熱弁にスタッフがしらけてしまう理由  [2018年12月04日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「院長の熱弁にスタッフがしらけてしまう理由」です。
 
 
院長がミーティングなどでスタッフに話しても、ずーっと下を向いているスタッフやあくびをしているスタッフがいます。
 
 
院長はそういう光景を見るとガッカリしてしまうのではないでしょうか?
 
 
 
では何故、スタッフは院長の熱弁に共感してくれないのでしょうか?
 
 
答えは簡単です。
 
20~40歳台の日本人女性(男性)だと思っていたスタッフは、ドラえもんの道具を使って視てみると・・・
・小中学生
・高校生
・大学生
・社会人
・外国人
までが混じっているではありませんか!
 
 
社会人は「ウンウン、なるほど」と院長の言葉に頷いていますが、外国人は「ニホンゴムズカシイ」と言っています。
 
 
私が何を言いたいと思いますか?
 
 
「ミーティングで話したら皆が理解して、スタッフの行動が変わる」という院長の理想は「幻想」でしかないと言うことです。
 
人は知識と経験が増えるのに比例して見える課題が増え、そして解決を求める課題が高度化していくのです。
 
 
院長に見えている「院内の課題」は院長を理解し成長ステージが高いスタッフには見えていますが、成長ステージが低いスタッフには見えませんし、見えても問題だとは思いません。
 
 
 
でもスタッフはちゃんと話を聴いて行動してくれます。
 
私はそれで良いと思うのです。
 
 
 
 
院長が全体ミーティングで熱弁をふるうのは必要だと私は考えています(あまり長時間は困りますが・・・)。
 
発展途上のスタッフでも共感できる部分はありますし、スタッフの成長ステージが上がったときに、脳に蓄積されてきた院長の言葉が結合し「気づき」を生むからです。
 
 
 
「スタッフの態度に心折れる(笑)」ことも多いでしょうが、どうか軸をブラさずビジョンを語り続けてください。
 
 
 
スタッフにも患者にもビジョンを語り続けていくことで、「合わない」と感じるスタッフや患者は去っていき、「共感できる」と感じるスタッフや患者が集まり始めるのです。
 
 
 
さて、明日はスタッフに、患者に何を伝えましょうか。
 
 
 
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