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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院経営で利益を増やす基本的カラクリ  [2018年10月13日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院経営では
①医療の視点で考える
②患者の視点で考える
③経営の視点で考える
 
3つの視点で考えることがとても大切です。
「経営」の視点だけで考えるとスタッフや患者がついてきてくれませんし、「医療」の視点だけで考えると、経営が上手くいきません。そして「患者」の視点が強すぎると、患者受けは良いのですが「医療」から遠ざかってしまいます。
 
ただ、これらをバランス良く強化するのは理想ではありますが現実的ではありません。歯科医院の成長ステージに合せて優先順位をつけて強化しないと中途半端になり上手くいかないのです。
 
歯科医院を発展させていくのにも、患者に質の高い医療を提供するにも、間違いなく資金力が必要です。「利益」が出ないと
 
①歯科医療の質を高めて地域医療に貢献する
②スタッフの生活を守り、人として成長させる
③院長のライフプランを豊かな物にする
 
の「三方よし経営」が実現しないのです。
 
例えば、歯科医院経営では以下の表を意識して経営することが必要です。
(FB経由できていただいた方へ「どれだけ正解しましたか?」
 
「売上」によって「利益」が変わることは誰でもご存じだと思います。売上が増えれば利益が増え、売上が下がれば利益が下がりますよね。
 
 
では、
 
①売上が10%減少すると利益が大幅(例えば-80%)に減少する、逆に売上が10%増加すると利益が大幅(+80%)に増加することは理解されていますか?
(何故そうなるかの理解が重要です)
 
②削って良い固定費と削ってはいけない固定費があり、間違って削ると売上(利益)に与える影響が大きいことをご存じでしょうか?
 
③歯科医院のステージ(戦略)ごとに「買うべき医療機器」と「買ってはいけない医療機器」があることをご存じでしょうか?また、「貢献利益」が低く、経営の足を引っ張っている治療設備を放置していませんか?
 
④先生の医院の損益分岐点の位置(損益分岐点比率)をご存知ですか?大きな歯科医院ほど経営リスクが高いことを理解されていますか?
 
⑤上記のグラフがどう動けば「利益」が増えていくかをご存じですか?ご存じの場合は、グラフを動かす具体的な方法をご存じですか?
 
 
 
歯科医院のBOXの中身で経営は決まる!
 
「損益計算書」を税理士さんに説明してもらい、重視される院長は多いと思いますが、実は「貸借対照表」を改善しないと「損益計算書」は改善できない、という事実をご存じでしょうか?
 
何故なら「貸借対照表」は医院が利益を獲得する為の「仕組み」であるからです。
 
”経営とは固定費の使い方”なのです。
 
お金(自己資本+他人資本)を歯科医院というBOXに入れ、固定費に変えて、お金を増やして戻すのが経営の基本です。
 
だから、BOXの出来(固定費の使い方)が悪いとお金は減りますし、出来が良いとお金が増えるのです。
 
例えば、期末(年末)に税金を減らしたからと不要な買い物をして経費をつくっていませんか?これは典型的な間違いです。
 
「税金は減りますが、BOXから出てくるお金が減る」からです。
 
「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュフロー計算書」「診療データの分析表」もそのままでは何の役にも立ちません。
 
「経常利益が減った」
「人件費が高い」
「キャンセル率が高い」
「メンテナンス移行率、継続率が低い」
という事がわかっても、
 
「何故そうなるのか」「どうすれば改善するのか」を知っていなければ改善できないのです。
 
これからの歯科医院経営では
①歯科医院の状況を映し出すコクピットをつくる
②それを分析して対策をする
の2つが必要です。
 
院長がやるのか?スタッフがやるのか?外部に委託するのか?
 
さて、どうされますか?
 
 
 
 
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