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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長は一人でゴールまで走り切ることが出来るのか?  [2024年03月14日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院を進化せていくのには企業が使っているロジカルシンキングのフレームワーク、プロジェクト管理ツール(ガントチャート等)などを活用できるスキルが必要な時代になってきたと感じます。
 
日常診療で忙しく動き回っている歯科医院ではどうしても第二象限に使う時間や打合せに使う時間が不足する。
組織の土台を作るよりも経営的成果を出すことにウエイトが行ってしまう。
しかし、医院が大きくなるのに合わせて土台も強化していかないと、いつの間にか高く跳ぶことができなくなるのです。
 
 
 
院長には予約枠が空いてしまうことへの不安があります。
不安なお気持ちになられるのはよくわかりますし対処する必要がある。
 
ただ、それを繰り返していると「緊急で重要なこと」「緊急で重要でないこと」以外に使う時間が無くなっていくのです。
 
 
 
 
第二象限に使う時間を増やすことも必要で組織の土台を強化することも必要だとは感じるが、それよりも売上を伸ばしたい経営面を強化したい。
予約枠が削られると売上が下がってしまう。
そういうダブルバインドの状態に院長も置かれているのだと思います。
 
 
 
土台作りをサボってもすぐには経営面での影響が出る訳ではないので後回しにされやすい。
 
しかし、いつまで経っても組織の土台を作り強化しようとしないから院長がドンドン忙しくなり色んなところに首を突っ込み指示をしなければいけない医院になるのだと思います。
チームメンバーが院長のトップダウンリーダーシップに依存して動いている医院では院長のパワーが落ちれば途端に動けなくなり経営面でもマイナスに振れていく。
 
 
 
中期経営計画を立てたり、ロジカルシンキングを使って仕組を考えたり、プロジェクト管理ツールを使って成果に繋げたりすること自体に生産性がある訳ではありません。
在り方教育だってすぐには花が開くわけではない。
しかし、院長の頭の中では明確であるビジョンやアクションプランも、目的やたどり着く方法をスタッフとは共有できていなければチームの力は使えないし、スタッフが「それは大切なことなので一緒に頑張りたい」と思わなければ協力者にはならないのです。
 
 
よくスタッフが「ドクターに治療計画を立てて共有して欲しい」と言いますが同様だと思います。
理念(ミッション、ビジョン、バリュー)を具体的な行動にカスケードダウンしてスタッフの共感を得ることができなければ院長がスタッフを引きずりながらゴールまで走ることになる。
でも、大抵の場合には途中で組織が壊れてしまいます。
 
 
 
 
目的地にたどり着くことの意義を明確に伝え、そこにたどり着く為の計画と目標を見える化し、その為に必要なことに協力して取り組む。
 
 
医院によっては患者の予約が入らないのでミーティングの時間が削られていくというのも歯科医院アルアルです。
組織の土台を作る時間や第二象限の時間は直接的には利益を生まない為に軽視されやすいのです。
 
だから、段々と組織が弱くなっていくのだと感じます。
 
 
 
院長が一人でゴールまで走り切るのか?それとも一緒に走ってくれる仲間を増やしていけるのか?
その為には「緊急性は無いが重要なこと」の扱いがカギを握っているのです。
 
 
 
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