おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
ワールドデンタルショーでは企画展示で情報を得られたことだけでなく多くの人に会って話すことができました。
その中で印象的だったことの一つ目は、出展企業の社長クラスは「歯科医療の発展によって日本国民が健康になることを真剣に考えておられる」ということでした。
アニメキャラクターを誕生させて人気者にさせ、そのキャラクターが子ども達に健康教育もするというプランを目をキラキラさせて話される方。
リアルなキャラクターを生み出し動物園などで親子6万人集める健康イベントを開催し、赤字であるにも関わらず何とか拡げていきたいと奮闘される方。
他にも社長クラスは日本国民の健康における歯科界の役割について真剣に語られました。
本当に素晴らしいと感じました。
もう一つ印象的だったのが「歯科衛生士をちゃんと育てる歯科医院を増やす必要がある」という声でした。
お話しした院長やフリーランスの歯科衛生士の方(キラキラ系ではない方)、事業者の方も、経験の浅い歯科衛生士を成長させて、ライフイベントを乗越えて長く臨床経験を積める歯科界に変わる必要があることを感じておられ、その為に歯科衛生士をちゃんと成長させる取り組みを進めておられました。
その話の中で私が約束したのが「歯科衛生士をちゃんと教育する院長を増やす」と言うことでした。
私の影響力など微々たるものですが、同じ志を持った人たちで繋がっていけば出来る事が少しづつ増えて人を巻き込む力が生まれる。
それがリーダーシップの本質なのでブログで発信するだけでなくもっとリアルで繋がっていこうと決意したのです。
新卒で歯科医院に就職したものの成長の仕組みが確立していない為に退職してしまう医院はまだまだ多い。
技術者は自己研鑽の世界ではあるのですが、人間的にまだ未熟である彼らを歯科医療を支える一流の歯科医療従事者に育てるには技術と在り方を「教える」「育てる」ことを仕組化していかなければならないと思うのです。
その事が経営面においても重要なキーワードになるのです。
私は経営対策をしているのに歯科衛生士や他のスタッフを育てない院長を見て「本末転倒だなぁ」と思う。
私が関わるクライアントの院長はスタッフの成長に全力で取り組んでおられますが、スタッフの成長に取り組まないことは「穴の開いた船で全速力で対岸に向かう」様なものだと思うのです。
一歩づつ、着実に同じ志をもつ人たちと繋がっていきたいと思います。
それが患者や子ども達の明るい未来を切り拓き、遣り甲斐を求める人が歯科界を目指し、結果的に国から保護されなくなった医療機関の経営を守ることに繋がると確信するからです。
頑張ります!!!
Posted at 05:41