おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
これからの10年で歯科の院長の一番多い年齢層がリタイア時期を迎えられます。
できれば長年守ってきた患者を託せるドクターを見つけて引き継ぎたいと思われている方は多いのではないでしょうか。
ただ、後を継いでくれるドクターが見つかったとしても次期院長には多くの課題が発生します。
そのうちの一つがリーダーシップなのです。
新しいリーダーがやってしまう誤りはチームからトップとしての承認(心からの信頼)を得ていないのに自分の存在感を示そう色んなことを変えようとすることです。
いや、無意識的にチームメンバーに認められたいという心理が焦りとなり間違ったリーダーシップに繋がるのです。
とくに組織が出来上がりつつある歯科医院の場合には、組織は自走する仕組みになっている。
だから新しいリーダーは先ずは神輿の上に乗って遠くの状況を見ればよいのに、神輿から降りて担ぎ手に指示を出そうとするのです。
これによって長い時間をかけて築いてきた組織内の「権限の委譲」は壊れていく。
私は長年頑張ってこられた多くの院長に「お疲れ様」と声をかけたいのと同時に、次期院長をしっかり導いてあげて欲しいとも思います。
次期院長は現院長の患者やスタッフからの信頼の厚さをみて、勝手に自己肯定感を下げてしまいがちです。
そんな次期院長が患者やチームメンバーからの揺るぎない信頼を勝ち取るには時間がかかる。
だからコーチとなって寄り添ってあげて欲しい。
そう思うのでした。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00