おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
ベテラン院長が子どもだった時に受けてきた教育によって築かれてきた価値観。
その価値観とZ世代の若者の価値観が大きく乖離しているという話を、知り合いの院長と先日しました。
例えば私たちの時代では、子どもが担任教師から頭を小突かれて怒られたと親に報告すれば、親は「先生に怒られるようなことをしたお前が悪い」と言われました。
しかし、今の時代は教師がそんなことをすれば学校にクレームが入る。どちらが正しいのかの論議はさて置きそういう時代なのです。
なので、歯科医院に入社してくるスタッフの価値観も院長とは違うことが多い。
だから、院長はどんなアプローチでZ世代を攻略して「人として正しいこと」と「歯科医療として正しいこと」を教え込んでいくのかを考えなければならない。そう思うのです。
世代ごとの価値観は変わっていっても「医療」において求められる価値観や姿勢には普遍性がある。
だから、時代に合った落とし込み方は必要ですが「歯科医療従事者としての在り方」については時代に関わらず自信をもって落とし込んでいただきたいのです。
誤解されないように書いておきますが、Z世代のすべての人に同じ傾向がある訳ではありません。
私たちは様々なものをカテゴリーに分けてステレオタイプ的に見る傾向がありますので決めつけないことも必要です。
昔の様に「今どきの若者は・・」なんて一くくりにせずに一人一人の個性を見て育ててあげる必要があるのです。
いつの時代にも「人に喜んでもらいたい」「病気の時に医療従事者に優しくされて・・・」という人がたくさん医療や介護の世界に入ってきてくれます。
そういった人たちの個性をしっかり見て、一流の医療従事者に育て上げるのは院長や先輩たちの役割なのです。
相手を成長させたいのなら、先ずは相手の徹底した理解と共感からはじめる。
頑張ってくださいね。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00