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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の開業の現状にイライラしてくる・・・  [2020年09月15日]
 
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
ニッチの会を始めたこともありますが、歯科医院を開業された院長の話を聞くことが増えた気がします。
 
「〇〇先生のところ、一気に患者が増えたらしい」と聞く「流石やね~」と自分が関わっていなくても嬉しくなるのですが、
 
「〇〇先生のところ、なかなか患者が増えなくて苦戦されているらしい」と聞くと心配になります。
 
そんな医院に限って開業コンサルが入っていたり丸抱え開業であることが多い・・・。
 
 
 
 
「えっ、何でそんなに設備費かけたの?」
 
「そんな高額の医療機器いらんでしょ・・・」
 
と疑問に思ったり、「立地が良いのになんで・・・」と思うこともある。
 
 
自分が経営サポートの依頼を受けていないのに勝手にやきもきしている自分がいて、
 
「開業のサポートした奴、物を売るだけでなく死にもの狂いで院長を支えろや」と思ってしまう。
 
 
 
 
自分が開業医団体から経営コーチとして独立したキッカケも、開業コンサルに騙されて開業後1年程度で廃業(売却)された院長を知ったことだったことでもあり、開業での失敗には特に敏感になる。
 
 
院長の自己責任だと言われる方もいらっしゃるでしょうが、私はそうは思いません。
 
未来の地域医療を守れなくなるからです。
 
 
医療機関が地域医療を守る存在である限り、院長がプライマリケアを実践し地域の信頼を得るまで歯科医院に関わる人間は院長を全力でサポートするべきだと思うのです。
 
でないと、開業のハードルが高くなっている時代において未来の地域医療を支える人財が育たない。
 
 
 
 
いま国はレベルの高い治療や医療サービスを提供できる歯科医院を残そうと考えていますので開業される院長に求められるハードルが高くなっています。
 
「か強診」「長期管理加算」「周術期管理」「情報提供」「SPT」「P重防」「訪問歯科」・・・・。
 
一定規模以上の歯科医院では普通に取組めていることが小規模歯科医院では出来ていない事が多い。
 
SPTⅡでも「先生、患者さんの負担が増えるとクレームを言う人が・・・」と歯科衛生士に言われて算定出来ていない医院さえあります。
 
長年、開業されている院長でもなかなか乗り越えられていない壁を、これからの時代は当たり前のように越えることが求められる。
 
だから開業を支える事業者や専門家のレベルを上げていかないと開業される院長を支えられない。
 
 
 
 
 
ハッキリ言って、自分や会社の利益だけの為に開業される院長の器を超える設備投資をさせるのは止めていただきたい!
 
設備の導入を提案するなら、その設備で十分な収益が出るまで院長を支えて欲しい。
 
 
 
歯科に関わる事業者が支える院長の向こうに「医療」「患者」の存在があることに気づいて欲しい。
 
間接的に医療を支える仕事をしていると自覚して欲しい。
 
 
そう思います。
 
 
 
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