歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院にとって厳しいこれからの10年。
乗り越えられる院長と乗り越えられない院長は現時点で決まっている気がします。
まずは
<乗り越える必要がない院長>
・都市部の中心で富裕層に対する自由診療を確立している院長
・海外に足場を構築している院長
・60歳を超え、借入れもないしリタイア後資金が貯まっている院長(後継者なし)
<乗り越えられる院長>
国が設定するハードルを超えていくことが前提で、
・ユニット10台を超え、メンテナンスと自費の収益が多い院長
・訪問歯科において地域医療介護ネットワークに足場を築いている院長
・歯科医院の収益が伸びていて医院の収益構造を改善できている院長
・保険医を返上して歯科医療を構築している院長
<乗り越えられるかもしれない院長>
・医院の経営改革に全力で取り組んでいる院長
・開業地が経営環境的に恵まれている院長
・特化した強みがあり、口コミで患者が集まる院長
<乗り越えることが???な院長>
これから10年以上診療を続ける院長で、
・現時点で売上の伸びが止まっている院長
・急患が多く収益構造が悪化している院長
・地域密着型で歯科衛生士が確保できない院長
・なんとかなると考え経営対策をおこなっていない院長
・スタッフの退職が多い院長
・地域の人口減が加速している地域の院長
・人口減が加速する地域で分院展開をしている院長
・都市ブランドがあるエリアの外で開業している院長
・間違った設備投資で経営の体力を低下させる院長
私が大まかに感じているイメージは上記の通りですが、
地域、医院の診療モデルによって収益性がかなり違うので、医院規模だけでは判断できない部分もあります。医院が大きいと経営リスクも大きいからです。
経営環境や経営資源が違うので、誰もが上手くいく経営対策は存在しません。
①開業されている地域の未来予測
②診療モデル、治療コンテンツの需要予測と収益性
③院長や医院が持つ強み(差別化軸)
などをもとに、個別に経営戦略を立てるしかないのです。
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テーマ:経営環境の変化
Posted at 05:00