歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院で新人スタッフに教える場合、「型」だけを教えていませんか?
マニュアルには作業の仕方が書かれていますが、
①それをする目的
②求められる精度、スピード
③意識するポイント
④成功と失敗の見分け方 等
がマニュアルから抜け落ちていないでしょうか。
例えば、
・精度の高い技工物を製作する為の印象と普通の印象
・感染対策を意識した掃除と普通の掃除
「なぜ、それをやるのか?」が伝わっているかどうかで、作業の質が変わってくるのです。
どうしてその行動をするのか?
どんな品質が求められるのか?
何をしてはいけないのか?
も一緒に学ぶ。
先輩スタッフが、ドクターが何を求めているのか。自分はどう動くべきかを洞察する力をつける。
その為には作業手順だけでなく、目的や考え方も一緒に教えることが必要なのです。
「答えだけを教えるのではなく、必ず答えの導き方も教える」
新人スタッフにも「では、この場合はどうなる?」と質問をしていく。
すると、段々と状況に合せて考える癖がついていくのです。
ベテランのスタッフと話していると、「院長はきっと、次はこう言うと思います」と言います。
だから、前もって答えを準備し始めるのです。
「日常的に考え続ける組織文化をつくる」
とても大切です。
テーマ:スタッフ育成、チームビルディング
Posted at 17:00