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おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が3年後にどんな歯科医院にしたいですか?
と院長に質問をすると色々な答えが返ってきます。
そして返ってくる言葉の多くは「現在抱えている問題点を解決したい」というもの。
船長と乗組員が第一ステージで目指す目的の島まではあと少し。
今日は食料と燃料の補給の為に途中の島に寄りました。
船長にとって頭が痛い問題だった船の補修費も、乗組員の「各地の名産品を仕入れて別の場所で販売する」というアイデアのおかげで解決することができました。
しかし、船長には他にも頭が痛い問題がありました。
それは、航海をする上でのルールが見直されたことです。
今まで我流でやってきたのでルールはあまり重視していませんでした。新しく決まったルールも面倒なので正直前向きではありませんでした。
ところが、コンプライアンスの重視で取締りが強化されるという噂を聞いたのでした。
ある日の夜、船長は乗組員を集めて意見を聴くことにしました。
「どうだろうか、私としてはあまり乗り気ではないのだが・・・」
するといつもは黙っている新人の乗組員が口を開いたのです。
「船長、申し上げにくいのですが・・・。私は正々堂々と運営をし、私の家族や友人やお客に自慢できる船で働きたいです」
船長は考え込んでしまいました。
そして、出航の時に自分で掲げた「志」を思いだしたのです。
「正々堂々として世間に誇れる、世界で一番お客さまを幸せにする船を目指す」
歯科医院の院長はどんな「志」を持ち、どんなルールを自分に課しているのでしょうか?
そして自分で決めたルールをどれだけ順守できているでしょうか?
人は誰でも「理想の自分」と「現実の自分」とのギャップを持っています。
そして、誰もが最初は理想の自分を目指すのですが、理想に到達する為の行動を習慣化することの難しさに気づくのです。
すると「遊びたい」という誘惑や「もうこれ位でいいかな」という誘惑への抵抗力が弱くなる。
だから、ここで道は二つに分かれます。
失敗しながらも理想に到達する為の努力を続ける人と、
いつの間にか理想を追いかけることを止め、現状のままで止まることの言い訳が上手になっていく人です。
どちらの人生も自分で選んだもの。
しかし、リタイアしたり人生を終える時の満足度は違ってくるのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00