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◆歯科医院経営ブログ

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患者の意見を取り入れる歯科医院は上手くいかない理由  [2019年03月15日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
患者に支持されスタッフに支持される歯科医院、素晴らしいですね。
 
両方に支持されている歯科医院は経営的にも上手くいっていると思います。
 
 
 
しかし、先生方が患者やスタッフに支持される歯科医院を目指す場合には注意が必要なのです。
 
 
 
それは
 
・どんな患者に
 
・どんなスタッフに
 
支持される歯科医院を目指すのかを明確にすることです。
 
 
 
すべての人に支持される歯科医院を目指してはいけません。
 
 
 
患者で考えてみましょう。
 
 
歯科医院にはいろいろな価値観を持った患者が訪れます。
 
例えば
・ネットで予約変更までできる
・予約なしでも診てくれる
・短時間で主訴のみ治療してくれる
・検査も最小限
・保険治療中心で治療費が安い
・平日夜遅くや土日も診療
・駅前で便利
 
という歯科医院を探す患者がいれば、
 
 
 
 
・初診カウンセリングや治療説明などが丁寧
・検査をして将来のリスクを説明
・補綴物のメリットデメリットを説明してくれ、自分で決められる
・幅広い患者ニーズに対応する治療サービスを用意
・地道に技術研修を続け、治療レベルも高い
・治療だけではなくメンテナンスで長く通える
・ドクターもスタッフもニコニコしていて緊張しない
・自分のことを理解してくれている担当がいて、気づかってくれる
 
という歯科医院を探している患者もいます。
 
 
患者層によってニーズが違うので、違うニーズの患者の意見を取り入れると迷路に迷い込み、どっちつかずの歯科医院になってしまうのです。
 
 
 
 
だから院長は、どちらの診療スタイル(収益モデル)を強化していくかを決め、もう一方のスタイルを捨てる必要があります。
 
 
100人の患者がいたら100人に支持されることを目指すよりは、支持してくれるのは40人だけど、その40人は熱狂的なフアンである歯科医院を目指す方が上手くいくのです。
※対応の不味さなどは改善が必要ですが・・・。
 
 
捨てることによって輝く部分が生まれます。
 
 
歯科医院が投下できる資源には限りがあり、
やることが多すぎるとチームのパフォーマンスも低下するのです。
 
 
 
 
 
どちらの方向でいくのか?上記とは違う方向に進むのか?
院長のお考えにもよりますし、開業されている地域でも変わります。
 
 
 
でも、決めたらブレずに資源を投下する必要があるのです。
 
 
 
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