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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の診療圏に関する大きな勘違い  [2018年10月19日]
歯科医院経営コンサルタントの森脇康博です。
 
 
歯科医院の診療圏の広さってどれ位かご存知でしょうか?
500m?1000m?
 
実は医院によって診療圏は違うのです。
 
 
歯科医院の診療圏が決まっているのではなく、「院長がどの広さの診療圏に設定するのかを決める」という考え方が正しいのです。
 
診療圏の広さによって人口も変わりますし、競合医院の数も変わります。広い診療圏を選ぶなら、治療コンテンツやサービスなど広い地域から患者が集まる理由が必要ですし、競合歯科医院より優れていることを証明しなければなりません。
 
遊園地でもスーパーマーケットでも、その遊園地や店舗によって設定されている商圏の広さは違います。
 
 
 
すでに開業しているスーパーマーケットで考えてみましょう。
 
スーパーの商圏は
・販売手段(リアル店舗かネット通販をしているか)
・売り場面積
・話題性、独自性、販売価格
・商品の専門性
などによって変わります。
 
顧客は日常の買い物であれば狭い商圏で選びますが、まとめ買いをする場合には遠い場所にある大型店に出かけるのです。
また、「鮮魚が驚くほど安く買える」という専門性、「世界中のチーズを取り揃えている」という品揃えなども、遠くまで出かける理由になります。
 
 
スーパーマーケットを経営していても販売する商品やサービスに何らかの優位性がなければ、「近くて便利」という強みしか使えませんので自然と商圏は狭くなるのです。
 
商圏が大きくなれば売上を増やせますが競合が増えます。
例えばスーパーマーケットがネット販売を始めると商圏は大幅に拡大し、遠くにある大きなスーパーマーケットとも闘わなくてはなりません。
 
注意しなければならないのは、広い商圏で同じ物を販売する場合には規模の大きい方が勝つという「ランチェスターの教え」です。
 
 
院長は診療圏を決めなければならない
 
歯科医院経営にも同様の法則が働きます。
院長は現在の場所で闘う為の診療圏と治療コンテンツを決めなければならないのです。
 
診療圏を拡げて闘うのか?狭い診療圏、狭いカテゴリーでの優位性を確保するのか?
 
選ぶカテゴリーによって診療圏の広さと競合の種類が変わります。
 
「綺麗になりたい」というカテゴリーで闘うのか?
「健康になりたい」というカテゴリーで闘うのか?
 
例えば「ホワイトニング」を選べば、診療圏が拡がり競合は歯科医院だけではなくなります。
 
患者が「ホワイトニング」という商品を買う場所は決まっていますから、その場所にある競合との闘いが始まるのです。
※地域ブランド力のある方が圧倒的に有利です。
 
 
選ぶ治療コンテンツにより診療圏が変わり競合が変わる。だからどのエリアで誰と闘うかを意識して戦略と戦術を考えなければならないのです。
 
 
 
 
 
 
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